25年度地域型住宅ブランド化事業
住宅の建設コストが上昇しています。
昨年来建設景気が続いています。東京オリンピック関連の公共工事が活発で、その余波でその他大都市圏の建設物価も上昇しています。まだ経済紙も取り上げていませんが、建設業界は確実に高値水準で推移しています。
600㎡弱のワンルームマンションの設計を昨年、今年と連続で行った知り合いが、昨年は1億円を下回った見積もりをいれてくる施工業者がいたのに、今年は1億3000万円を下らないと嘆いていました。
消費税を加えると1億5000万円に届く価格です。
住宅にも影響が出始めています
建設物価上昇の大きな原因は地面から下の杭や基礎工事の高騰が見られます。杭工事は業界のマスが小さく談合体質が元来ある業界です。基礎工事は殆どが手作業で、人件費が価格を左右します。職人は単価の良い仕事に流れますので、工期内に仕事を納めようとすれば、高い人件費を支払わなければならず、そこに鋼材の価格上昇が加わって物価を押し上げています。
人件費が物価を左右するとなれば、今後は大工手間賃や左官その他の人件費の高騰も予想されます。
家造りをご検討中であれば、早急に手を打つか東京オリンピック以降に計画を持ち越すかの選択に迫られる事になりそうです。