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コラム

結露はこれからの季節が本番

【エコ住宅】

2018年5月3日

結露は冬の問題ではない

寒い冬に結露は話題に上りますが、暖かくなると忘れ去られてしまいます。しかし一日の温度差が激しく空気中の湿度の高いこの時期が、最も結露に神経を使う時期なのです。
見た目は窓に結露は浮きませんし、目立つヶ所に結露は現れません。しかし、屋根裏や壁の中では確実に結露は発生しています。
特に屋根裏の結露は深刻です。
日中気温が高くなると、温められた空気は上に上ります。家の中で言えば、最も高い屋根裏に暖かい空気が集まるのです。しかもこの季節は冬に比べ湿度が高い空気です。気温が高い間は飽和水蒸気量の値は大きいですので、湿気を水蒸気として蓄えていますが、夜になり気温が下がると一気に露点を超え結露が始まります。

木材は濡れたり乾いたりを繰り返すと最も傷む

木材は乾燥していたり、水の中にある時は比較的安定しています。木製の桟橋を見ていると水中の木はしっかりしていますが、水際の濡れたり乾いたりしている部分の腐食が最も激しいのが分かります。

屋根裏ではこの季節、浪打際の木と同様のダメージが木材に起こっているのです。

対策は換気のみ

屋根裏に集まった水蒸気を逃がすには換気するのが最も簡単かつ効果的です。屋根裏を収納庫等で換気の流れを塞いでいませんか?流れの悪い状態になっていれば、換気扇等で強制的に空気を引っ張る方がが建物を長持ちさせます。

壁面内結露

高気密と高断熱をセットで考えがちですが、高断熱を追及した結果高気密になったのであって、高気密そのものが目的ではありません。また高気密にすれば、結露対策をしなければなりません。
袋入りグラスウールを例にお話ししますと、袋の表側(文字の書いている側)が気密層になっていて、石膏ボードに密着する様に柱の表面と同じ面になるよう施工します。袋の裏側には小さな穴が無数に開いていて、そこからグラスウール内の水蒸気が逃げ出す様になっています。袋から逃げた水蒸気は一旦構造用合板などの外壁下地材に吸い込まれますが、透湿防水シートを通過して通気層に達し屋外へと逃げていきます。
透湿防水シートが商品化される以前の建物や、防水シートしか張らなかった家で、高気密化を図った家があるとすれば、水蒸気の逃げ道が閉ざされ、運が悪るければ壁面内で結露が発生するでしょう。

壁面については、目に付きやすいですので問題化され色々な解決策が講じられるようになりましたが、屋根面でも同じ様な問題が発生しているはずです。むしろ屋根面の方が熱的な環境は厳しいかと思います。であるにも関わらず屋根の防水シートは透湿性のないアスファルトルーフィングが一般的です。高気密化を図るため小屋裏換気口を設けない家も最近良く見かけますが、その様な家が透湿性のない防水シートを使用していると棟付近で結露が発生しているはずです。小屋裏空間が広ければ気温が下がれば結露し、小屋裏空間が狭ければ気温の上昇と共に結露が発生するでしょう。

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