失礼な電話
住まいとしれ選ぶならマンションが良いか戸建てがよいか
最近の住宅事情ですが、都心部では殆ど戸建て住宅は見られなくなってしまいました。都心部に住むのであれば、マンション以外に選択の余地はありません。仮に戸建ての物件が出ても億に近い金額になるでしょうから、マンションと比較すればコストパフォーマンスが悪い物件でしょう。
逆に郊外に出てマンションと云う選択枝はあるのでしょうか。郊外の駅前ならともかく、駅からバスに乗って通う場所にマンションが建っていても誰も見向きもされないでしょう。戸建ての方がコストパフォーマンスが良くなる為です。
都市のインフラを利用して快適な生活を望むならマンション。郊外の緑の多い住環境でノビノビとした生活をしたいのであれば戸建てと云う選択になりますが、他の条件はどうなんでしょう。
耐震性能は戸建てもマンションも同じ
冗談の様に聞こえますが、地震に対しての抵抗力は木造も鉄筋コンクリート造も変わりません。何故かと云いますと、建築基準法と云う同じ基準を元に建物が建っているからです。
それでも地震のたびに木造家屋が多く倒壊するのは、鉄筋コンクリート造に比べ古い建物が多いのと、木造住宅に構造計算によって安全検証する事がなされていなかった為です。木造住宅でも構造計算をしっかり行えば、鉄筋コンクリートと同じ耐震性能を得る事が可能です。
材料単体で考えれば木の方が耐震性に優れています。
耐火性能はマンションの方が上
地震の時に同時に火災も発生しますので、耐火性能も重要です。耐火性能は木造よりも鉄筋コンクリート造に歩があります。木造でも木住協が耐火構造の大臣認定を取得した工法を開示していて、講習を受ければその工法を利用出来るようになっていますが、一般木造に比べ割高になります。鉄筋コンクリートの住宅を建てるよりも割安と云った程度です。
防犯性能もマンションの方が上
マンションが玄関ドアのかぎさえ掛ければ、外部と遮断されます。エントランスもオートロックが施されており、不審者の侵入を拒絶します。戸建て住宅は侵入しようと思えばドア窓等々色んな場所の防犯対策を考えねばなりません。
資産価値は戸建て住宅の方が上
建物は減価償却しますので、年数が経過すれば資産はゼロとなりますが、土地に原価償却はありません。建物を解体すれば新品に戻ります。戸建て住宅とマンションを比較した場合、土地の所有形態で資産価値が随分変わったものになります。戸建ての場合は自己所有地ですので、自分の意思で自由に処分できますが、マンションの場合は区分所有法に依って敷地全体の、住戸分の一しか所有が認められません。10世帯のマンションなら敷地全体の1/10の所有権しかないのです。仮に地震でマンションが被害を受け改修か建替えか住民間で紛争になった場合、司法に委ねるしか解決方法がないのです。