ハウスメーカーと私の家造りの違い
最近日帰りで関東出張が続いています。昨日は週末を利用して一泊で富士五湖を周遊しました。
その旅先での夢の話しです。
夜中に関西を出発しまして、丸一日仕事をしていましたので、その夜は宿に着くと風呂にも入らずそのまま寝入ってしまいました。この宿は山中湖畔にあります。山中湖は河口湖に比べ大人の雰囲気が漂い、派手さはありませんが、その分、心を癒したい人には向いていそうです。
金曜日の夜ですので、そんなにお客は多くありません。宿の多くの部分を独占出来る恵まれたひと時でした。宿の中の土産物屋にもこの地特有のものが並びます。火山岩を加工した虎目石と云うのがあり、独特の光を放っています。その横に琥珀が置いてあり、よく見るとその中に蜂が入っています。何万年も前の蜂です。これは非常に珍しい。目を凝らしてじっと見ていると、その蜂がわずかに動いた様に見えました。不思議に思い取り上げて光にかざします。その蜂は間違いなく動いていました。それどころか琥珀を食い破り外に出てきたのです。そして私の手を刺そうとします。大声を上げながら手を振っても蜂は逃げません。もがきながら、刺されると同時に蜂を潰す事が出来ました。刺された感触はあるのですが傷みは感じません。そうか夢なんだ・・・
私は今まで蜂に刺された事がありません。蜂の痛みがどんな痛みなのか記憶が無いのです。それでもリアルな夢でしたので、すっかり目が覚めてしまいました。時間は朝の6時になっていました。朝の6時から大浴場が入れると聞いていたので、気分転換に風呂へ行きます。
大きな風呂ですが、誰も入っていません。宿泊客も少ないせいか、風呂桶のピラミッドも崩れていません。
浴室の窓から見える景色は関西では見かけない唐檜の林です。曇り空なのか林は薄暗く白い靄がかかっています。湯船に浸かって外を眺めていても、耳に入ってくるのは吐口から流れ落ちるお湯の音だけです。
ふと脱衣場の方を見ると誰かが入ってきた気配がします。そのまま何気なく観察していると、髪の毛の長い人がうつむいて入ってきました。最初は若そうに見えたのですが、肉の弛み具合から中年から初老の人の様にも見えます。湯船の前に丁寧に座り掛け湯します。湯を汲む手の脇の下の方にコブの様なものがあります。えっ?
そのコブの先は五本に別れていて、驚いた事に爪まで生えています。手が4本ある・・・
私はあまりしげしげ見るのも悪い気がしましたので、外の景色を見直します。すると、その人が「あなた、昨晩蜂を殺しましたね?」と声を掛けてきます。ぎょっとしてその人を見ると、その顔は人ではなく蜂そのものでした。「仇を討ちに来たのか!?私は蜂に刺されても痛みを感じない!」必死に叫びました。
するとその蜂は「だからこの手で貴方を湯船に沈めるんですよ」と云いながら覆い被さって来ます。ブクブクと沈み始めたところで、目が覚めました。湯船でうたた寝していたのです。