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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

玄関ドアの昨今

2012年12月18日

テーマ:【カフェテラス】

コラムカテゴリ:住宅・建物

最近玄関ドアに変化が出ています。クライアントのリクエストに引き戸の要望が増えているのです。
最近の家は洋風の家が主体でしたので、数年前までは玄関引き戸は過去の存在の様な扱いでした。そのうち使い勝手の良さが認識されはじめ、室内建具に引き戸の要望が出始め、その延長で玄関まで引き戸が用いられています。

ドアを開ける時、どうしても体の逃げしろが必要となりますが、引き戸は必要としません。荷物を持っている時の便利さは引き戸の方が楽です。デザインも最近は洋風デザインにマッチする引き戸がメーカーから出されています。元来欧米の住宅に引き戸は有りませんので、ジャパネスクな洋風と云う中途半端な印象は避けられないのですが・・・

使い勝手の良さとデザインを融合させるのであれば、何も洋風にこだわらなくても良い気がしてきます。洋風住宅は派手ですが、デザインに流行り廃りがあり見ただけでいつ頃のの建築か判ってしまいます。和風の住宅は、派手さは洋風住宅に比べありませんが、飽きが来ません。デザインだけでいつ頃建てたのかも判りません。

玄関ドアは住宅の顔の部分でもありますので、引き戸にするかドアにするかは、建物全体のイメージを変える大きな要素でもあります。

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福味健治(岡田一級建築士事務所)

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