ハウスメーカーと私の家造りの違い
土地に掘り出し物はありません。掘り出し物とは、誰もが価値があると認めるものを、誰も知らない間に存在の情報を得ることです。土地の場合、その立場にある人は誰でしょう。不動産屋さんです。
不動産屋さんに掘り出し物のその情報が入りますと、業者間で取引されてしまいます。一般ユーザーには手に入りません。建築条件付と云う分譲地を見られた事があるかと思いますが、建築条件付の土地はそう云う形で業者間で取引された土地です。資金力のある不動産屋さんが資金力の無い不動産屋さんから情報を集め、誰もが価値を認める土地だけをピックアップして分譲地にしているのです。
不動産屋さんに余程親しい人がいて、その人に十分利益が分配される様な交渉をしないと掘り出し物は見つかりません。土地を売りたい人が不動産屋さんに頼っている限り、この現状は変わりません。老若男女を問わず、今以上にインターネットが使われる様になると、土地オークションサイトがもっと活発になり、プロアマ関係なく、そのサイトを活用するようになれば、大きく事情は変わってくると思いますが・・・
現状としては、良い土地を見つける方法として、他人は嫌うけど自分は気にしないと云う条件を一つでも多く見つける事です。私の知り合いで、駅から遠い方が自分にとって都合が良いと云う人がいまして、北摂の空気の良い場所に、若くして広い土地を手に入れて快適に生活しています。
仕事がその条件でも支障が無かったのが大きなポイントですが、年に何度もないイベントを気にして人並みの条件枠から外れられない人は不幸です。年に数回の為に年の殆どを我慢の日々で送る不幸を考えてみましょう。