プロに任せておけば良いの嘘
朝早くから、ライブで開幕式を見ました。
イギリスの歴史を演出したものです。ヨーロッパの西の端の島国ですが、東洋の東の端の日本にも大きな影響を与えています。島国と云う共通点からか、国民性も類似する部分が多いかと思います。
まだイギリスへは行った事はありませんが、暮らした人の話しを総合すると、想像以上に階級社会でもあるようです。貴族の国ですね。
産業革命発祥の地ですから、新しいものは何でも好きそうですが、古いものも大切にする国です。
イギリス中西部のコッツウォル地方は、ハートオブイングランドと呼ばれイギリスの原風景が色濃く残っている地方で、シェークスピア時代の住いが今も現役で使用されているそうです。
スウィッチプレート一つにしても、長年使われていたものの方が値打ちが高く、新しく建てた家でもわざわざ骨董市から陶器のスイッチプレートを買い集めて、新しいものと入れ替えて家の値打ちを高めるそうです。
この辺は日本人の価値観と随分違う様に思いますが、そう云う考えも、これからの住いの考え方として参考になるようにも思います。アンティークを骨董品として飾るだけでなく、現役として使用することに意味を見出しています。
その為には本物を見抜く目が必要となります。良いものは何年使っていても飽きが来ない。使うほどに味わいと風格が出てくる。そう云うものが真に価値のあるものだと教えてくれています。
人の造るものは、命の無いもので、出来た瞬間が最も美しく、その後は成長する事無く朽ちていくものだと思っていましたが、ハンドパワーによって造られたもの、手造りのものには命が宿っているのかも知れません。
昨日、JHL{NPO法人日本住宅再生研究所」の登記申請が完了しました。法的に法人として誕生しましたので、今日から本格的な活動を開始します。JHLは住宅再生を通じ真に価値のある住いを追求して参ります。
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