ハウスメーカーと私の家造りの違い
家相って何なんでしょう。
宗教のようでもありますが、教祖さまがいない。占いの様でもありますが、方位を祀る神社もあります。
そもそも家相の歴史は、中国でも神代の時代、周の武王が商(殷)の紂王の謀略に掛かり、土の中の牢獄に閉じ込められた際、自分は助かるのか八卦で占った事に始まると云われています。
八卦の八卦図と家相図が何となく似ているのには、こう云う訳があったのです。
所詮人が造った占いの類なので、それを拠り所に自分の一生の棲家を託すのはナンセンスです。
私は一切信用していません。
でも、それを人に「信用するな!」と強要する気もありません。
何故かと云うと、ここからが宗教めいているのです。オウムも一緒ですが、信じると回りが見えなくなります。周りが見えていない人に幾ら信用するなと話ししても、頑なになるだけで聞く耳を持ってくれません。ですので家相が大切と云う人に敢えて逆らう事もしません。その人がそれで幸せなのであれば、それも住いのあり方と割り切っています。
ただし、迷っている人には、信用するだけ損と言っています。私達は設計した家については責任を負います。特に際数値で表せる性能については性能を保証しなければなりません。
でも家相上最も良いと云われた間取りにしたのに不幸が続いたからと云って、家相は責任を負ってくれる訳ではありません。
所詮当たるも八卦当たらぬも八卦なのです。