皇居散策

福味健治

福味健治

テーマ:【カフェテラス】


東京出張の帰り、新幹線の乗車時間に余裕があったので、皇居を散策しました。東京駅が改築工事の最中で、明治の建築家の巨匠、辰野金吾の設計した東京駅の外観が再現されていました。駅舎の両端の建物の屋根が、今まではやや角ばったデザインになっていましたが、写真の様に丸い屋根に変りました。このドーム状の屋根はロシアビザンチン様式の影響を受けています。御茶ノ水にあるロシア聖教のニコライ堂もこの様式の屋根です。
皇居まで、丸の内のビル街を西に向かいますが、就学旅行で訪れた時の面影は全くありません。全て高層ビルに建替えられて、それも一目でお金を掛けているのが判るデザインです。皇居のお膝元で恥ずかしい建物は建てられないと思ったのか、皇居のスケールに圧倒されないように対抗心を燃やしたのか、わかりませんが、皇居を見下ろす様にビル街が形成されています。
和田倉門から皇居を見ると、無数のジョガーがジョギングしていました。まるでマラソン大会があるかの様ですが、三々五々人が好き勝手に走っていますので、ただジョギングの様です。皇居は一周5kmで走りやすいのと、場所柄治安が良いので誰でも気軽に走れる様です。
和田倉門から桔梗門を回って、坂下門まで来ると誰も人がいません。衛士が此方を見るでなく見ないでなく、絶妙の雰囲気でそれ以上近づくなと態度で示しています。
そこはスルーして正門二重橋に向かいます。

写真では見慣れていても、やはり実物を見ると重みが伝わってきます。
この日天皇陛下はイギリスに行っておられ、皇居にはご不在でしたが、ここに立って見ると、近世の日本の歴史の重さを感じると同時に、親近感も沸いてきました。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

福味健治
専門家

福味健治(一級建築士)

岡田一級建築士事務所

どうして良いか判らない貴方の為に、私はここにいます。まずは、お友達になりましょう。そして悩みや夢を語り合いましょう。理想の家造りはそこから始まります。私は友達を裏切りません。無料相談大歓迎。コラム必見

福味健治プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼