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コラム
昭和の住宅を再生する
2012年4月22日 公開 / 2014年5月23日更新
昭和の住宅の特徴
昭和の住宅は、高度成長期の名残で、質より量が問われていました。まだまだ供給不足で人々が個室に憧れた時代です。○DK・○LDKと云った呼称で部屋の数だけが重要視された時代でもありました。
その為、部屋のつながりに乏しく、いざ住んでみると使い勝手の悪い、狭い部屋が数だけ揃っていると云ったものです。
また、当時は大きい部屋を造ると光熱費が大変で、部屋を大きく出来ない背景もありました。
また、水廻りが湿式工法で造られていたため、木部に傷みが発生し易く家の寿命を縮める原因ともなっていました。それらを、耐震性能を向上させながら改修して、家の寿命を延ばしながら、現代風の間取りに改造するのが住宅再生です。
個室に憧れた世代が自分の子供達に個室を与えると、個室の弊害が発生しました。親が子供の管理が出来ないのです。子供は個室が快適な為個室に入り浸り、引き篭もりと云う社会現象が起こりました。リビングに集まるのは食事時だけで、それも家族が全員揃うことは稀になってしまいました。それまで日本が文化として培ってきた、団欒の場が昭和の家には無いのです。
子供部屋の居心地を出来るだけ悪くして、リビングで生活する様な間取りにすべきです。
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