「ありがとう」をもらって気づいた、感謝が育てる組織の土台

道下真介

道下真介

テーマ:ビジネス・職場における”ほめ育”



こんにちは。
ほめ育コンサルタントの道下真介です。


あなたは
「ありがとう」を、日々どれくらい伝えていますか。

そして、
どれくらい受け取っていますか。


経営者や管理職の立場にいると、感謝や労いは伝える側に回ることが多くなります。

部下やスタッフをほめ、励まし、感謝を伝える。

その一方で、自分自身が誰かから感謝の言葉を受け取る機会は、案外少ないのではないでしょうか。

伝えることに慣れていても、受け取ることには不慣れなまま、日々を過ごしている方も多いと感じています。




感謝シートをもらって、新鮮な気持ちになりました


先日、スタッフから感謝シートをもらいました。

日頃、クライアント企業には
「感謝シートを渡し合いましょう」「ほめシートを書きましょう」とお伝えしています。

けれど自分自身がもらう機会には、実は、あまり恵まれてきませんでした…。


長く一人で仕事をしてきたからです。


だからこそ、
ちゃんと読んでもらい、感謝の言葉を受け取ったとき、素直に新鮮な気持ちになりました。

伝える側に立ち続けていると、感謝がどれほど心を軽くするか、忘れてしまいがちです。

もらう側になって、あらためてその力を実感しました。



一人で仕事をしてきたからこそ気づいたこと


不動産の仕事も独立でやってきましたし、
ほめ育の講演も、師匠はいますが、基本は一人で立ってきました。

だから、一人でやり切ることには、たしかな手応えがあります。


ただ、


誰かと本気で組んで仕事をするというのは、また違う種類のものではないかと、今回感じました。

師匠と弟子、先生と生徒という関係もありますが、それとも少し違う「共に戦う」という感覚です。

上下の関係ではなく、同じ方向を見て並んで進む関係です。

一人で背負ってきた責任を、少しずつ分かち合える相手ができる。

これは、これまでの自分にはあまりなかった経験です。



感謝の言葉が、組織の土台になる


拠点を広げたり、人を増やしたりする経営者の方と話すとき、いつも思うことがあります。

拡大がうまくいくかどうかは、経営者の意欲や勢いだけでは決まらないということです。

一緒に働く人が、心から「ついていきたい」と思えるかどうか。

そこに、育成力という土台があるかどうかが問われているのではないでしょうか。

感謝シートは、その土台をつくる小さな習慣の一つだと感じています。


ありがとうと伝え合う文化がある職場は、信頼関係が育ちやすくなります。

信頼関係があるからこそ、人は安心して力を発揮し、自分から次の挑戦に踏み出せるのだと思います。


信頼関係は、離職率や業績にも、じわじわとつながっていくものだと、私は仮説として考えています。




今日からできる一歩


大きな仕組みを作る必要はありません。

今日、隣にいる人に「ありがとう」を一言、言葉にして伝えてみてください。

書いて渡せるなら、なお良いと思います。

朝の挨拶や、仕事の区切りのタイミングに一言添えるだけでも、十分です。

伝える側だけでなく、受け取る機会も、自分自身に用意してあげてください。

信頼できる相手に、感謝を伝えてほしいと素直にお願いしてみるのも、一つの方法です。

その積み重ねが、一人では気づけなかった景色を見せてくれるはずです。

感謝を伝え合うことは、特別な誰かのためではなく、共に働くすべての人のための、小さくて確かな一歩ではないでしょうか。

公式ラインのご登録はこちら

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

人をほめて育てる「ほめ育」コンサルタント

道下真介プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼