離職が止まらない本当の理由は、リーダーの“縦の軸”にあるのかもしれません

こんにちは。
ほめ育コンサルタントの道下真介です。
先日、ある会社の研修で、スタッフの皆さんに「自分への点数づけ」をやってもらいました。
会社で大事にしたい行動を一覧にして、自分はどれくらいできているか、仲間はどうかを評価してみる。
人事評価の練習です。
やってみた感想を聞くと、返ってきた言葉は「難しい」でも「面倒」でもありませんでした。
全員が、同じことを言ったのです。
「…自分のことが、分かりません」
「自分のことが、分からない」
感想は、たとえばこんな具合でした。
「自分がどれくらいできているのか、分からなかったです」
「同じ部署で働いていないので、正直、想像でつけるしかなくて。
聞いている話だけでは、ちゃんとした評価はつけられないと思いました」
「仲間のことなのに、頑張ってくれているはずなのに、実はそんなに分かっていないぞって感じました」
近すぎて低い点がつけられない、という声もありました。
つまり、評価が難しい理由は2つです。
自分のことを、思っているほど知らない。
そして、毎日顔を合わせている仲間のことも、思っているほど知らない。
これは、この会社が特別なのではありません。
私が関わってきたどの会社でも、最初は同じ言葉が出てきます。
見ようとしたものしか、見えない
有名な心理実験の動画があります。
バスケットボールの動画を参加者に見てもらい
「最後にパスの回数を答えてください」と課題をだします。
すると、
パスの回数を数えることだけに集中をして
映像を見ることになるため
バスケットボールのパスをしている映像のど真ん中で
堂々と横切るゴリラの着ぐるみが出てきたとしても
驚くことに多くの人が気づきません。
つまり、意識を向けていないものは、大きく目の前にあっても見えないのです。
これは、仲間の頑張りも同じ。
毎日顔を合わせている。
だから見ているつもりになっている。
でも「あの人、頑張ってるよね」の先に
何を、どんなふうに頑張っているのかと聞かれると、言葉に詰まってしまう。
それは、見ていなかったのではなく、意識を向けていなかっただけということです。
評価とは、人を見る練習
だから私は、評価制度のいちばんの価値は、点数そのものではないと考えています。
評価とは、点数をつける作業ではなく、人を見る練習です。
評価の時期が来るたびに、「あの人の頑張りはどこだろう」と意識して見る時間が生まれます。
自己評価と上司評価を突き合わせれば、自分では見えていなかった自分も見えてきます。
そして、見つけたら、伝えてください。
「見てくれている人がいる」と分かった瞬間、人の働き方は変わります。
逆に、どれだけ頑張っても誰にも見られていなければ、頑張りは静かにしぼんでいきます。
今日からできる一歩
評価シートがなくても、今日から人を見ることは始められます。
今日一日、隣の人が何を頑張っているのかを、1つだけ見つけてみてください。
そして見つけたら、あなたが感じたことを一言伝えてみてください。
気づけて行動に移すことができた人から、変わっています^^
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