「聞く姿勢」を習慣にする ― 成長を続ける人が大切にしていること

道下真介

道下真介

テーマ:ビジネス・職場における”ほめ育”




暑さで気持ちに余裕がなくなり
つい自分の考えだけで突っ走ってしまう。

そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

こんにちは。
ほめ育コンサルタントの道下真介です。




汗だくになったラーメン店で起きたこと


今年の夏、私がオーナーを務めるラーメン店で、思いがけない出来事がありました。

なんと、エアコンをハイパワーモードにして全力で稼働させても

店内の暑さがまったく収まらず

スタッフもお客様も汗だくになってしまったのです。

このままでは営業に支障が出てしまうと思い

まずはネットで急いでエアコンをもう一台注文しました。

ところが、

それでもまだ足りないと分かり

家電量販店まで足を運び

もう一台のエアコンを自分たちの手で持ち帰って設置することにしました。


最終的には、店の中に扇風機が4、5台。

現場で使う、強力な風を送る機械を1台。


さらに置き型のスポットクーラーも1台加えて

なんとか暑さに立ち向かうことになりました。


「なんとかなった」を教えてくれた、ひとつの報告


これだけ手を尽くしても

本当に暑さが和らいだのかどうかは

正直やってみないと分かりません。

数を揃え、置き場所を工夫し、あとはお客様の反応を待つしかない。

そんな状態がしばらく続きました。

しばらくして、

現場から「お客さん、汗をかいていませんでした!」という

ひと言の報告が届き

私はその報告を聞いて

ようやく安心することができました。


もし誰も何も伝えてくれなかったら

私は今も、店内が本当に快適になったのかどうか

正しく把握できていなかったかもしれません。


聞くことは、相手の存在を認める関わり


話を聞くというのは

ただ情報を受け取るだけの作業ではないと

私は感じています。


相手が伝えてくれたことを

最後まできちんと受け止める。


その姿勢そのものが、相手を認め

相手の存在を大切に扱うことにつながっているのではないでしょうか。


人材育成の現場でも

同じことが言えると思います。


部下やスタッフが今どう感じているか

何に困っているかをよく聞くことで

初めてその人に合った関わり方が見えてきます。

自分の意見を先に伝えるのではなく、まず聞く。


聞いてもらえた側は

自分の言葉がきちんと届いたと感じ

少しずつ安心して発言できるようになっていきます。


そうやって

安心して話せる関係が積み重なっていくことで

人は本来持っている力を

発揮しやすくなるのではないかと

私は考えています。


信頼関係というのも

結局はこうした小さな積み重ねの先にあるものではないでしょうか。


ほめ育で大切にしているのも

相手の可能性を信じて関わり続けることです。


聞くという行為は

その可能性を引き出す入り口なのだと思います。



今日からできること


まずは一人でかまいません。

部下やチームの誰かに

「今なにを悩んでたの?」
「どうしたの?」

と聞いてみてください。

答えを急いで評価したり

すぐに正解を返したりせず

最後まで聞くことだけを意識してみましょう。


そして、

相手が話してくれたことに対して

「話してくれてありがとう」とひと言添えてみてください。


次の日も、

同じ相手にもう一度、聞いてみてください。

一度きりで終わらせず続けることで

相手との関係は少しずつ変わっていくはずです。


公式ラインのご登録はこちら

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

道下真介
専門家

道下真介(ほめ育コンサルタント)

株式会社Torus

ほめる習慣を組織に根付かせる「ほめ育」コンサルティングを展開。社内のほめる基準となるほめ育コンピテンシーを明確にし、ほめる基準とほめて育てる文化を組織に根付かせ、人材定着や業績向上のサポートをします。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

人をほめて育てる「ほめ育」コンサルタント

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ大阪
  3. 大阪のビジネス
  4. 大阪の経営コンサルティング
  5. 道下真介
  6. コラム一覧
  7. 「聞く姿勢」を習慣にする ― 成長を続ける人が大切にしていること

道下真介プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼