外国人労働者の受け入れ拡大に向けて対策を強化
就職情報会社ディスコは昨年12月、日本の大学や大学院に留学する外国人留学生の採用実態等の調査を実施しました。
外国人留学生の採用実績は前年調査とくらべて34.8%→35.4%と微増。一方、採用見込みは50.6%→39.2%と約10ポイント減少しており、新型コロナウイルス感染拡大による先行きの不透明さが、外国人留学生の採用に影響を及ぼしているものと推測されます。
外国人留学生を採用する目的は、「優秀な人材を確保するため」が突出して多く、続いて「日本人社員への影響も含めた社内活性化のため」、「ダイバーシティ強化のため」が上位に挙がり、社内の活性化や多様性に対する意識の醸成など日本人社員への好影響をもたらすことも目的としていることがわかります。
外国人社員については高い離職率を懸念されがちですが、入社3年後の離職率について「日本人新卒社員より高い」と回答した企業は13.6%にとどまり、「日本人新卒社員より低い」(21.2%)を下回っています。