安全で健全な高齢者の職場を
政府は6月18日、2019年度版「高齢社会白書」を公表しました。2018年度の労働力人口は6,830万人。
そのうち65~69歳は450万人、70歳以上は425万人で、労働力人口の12.8%が65歳以上となっています。
10年前は8.5%でしたから、実に1.5倍に増加しているということです。
就業率も、60歳から74歳の各年齢階層で10年前と比べ10ポイント前後伸びています。
70歳以上の高齢者が何人も働いている職場というのも最近では珍しくなくなりました。65歳以上で起業する人の割合も増えているといいます。
人手不足の影響や、政府が高齢者の雇用促進を進めてきた結果もあるのでしょうが、特に感じるのは、最近の高齢者は元気な方が多いということです。
まだまだ働ける高齢者が多い中で、政府は70歳まで継続雇用を求める方針などを打ち出していますが、企業も高齢者をどのように戦力として活用していくか、他社の好事例などを参考に模索していくべきでしょう。