売却の内覧、第一印象で決まる3つの準備

重村裕一

重村裕一

テーマ:不動産売却

大阪市西区で不動産仲介をしておりますと、「広告は出したのに、内覧がなかなか成約につながらない」というご相談をよくいただきます。実は、売却の成否は物件そのものだけでなく、内覧当日の迎え方で大きく変わります。今日は、売主として押さえておきたい内覧対応のポイントを、現場での経験からお話しします。

①第一印象は「玄関」と「水回り」で決まる
内覧に来られた方は、玄関の扉を開けた瞬間の空気感で、その物件の印象をほぼ決めてしまいます。散らかり具合、匂い、明るさ。ほんの数秒の第一印象が、その後の見え方をずっと左右します。
特に力を入れたいのがキッチン・浴室・トイレといった水回りです。ここの清潔感は、そのまま「大切に使われてきた家だ」という説得力につながります。大がかりなリフォームは費用を回収しづらいことが多いですが、ハウスクリーニングは比較的少ない費用で印象を底上げできる、費用対効果の高い準備だと感じています。

②生活感を減らし、部屋を「広く」見せる
人が住んでいる家は、どうしても物が多く見えます。内覧前に不要な物を減らし、収納にも少し余裕を持たせておくと、「収納が足りるだろうか」という買主の不安がやわらぎます。
当日はカーテンを開け、照明をすべて点けて明るくしておく。それだけで部屋は驚くほど広く、明るく見えます。買主は「自分が暮らす姿」を想像しながら見て回ります。その想像を邪魔しない状態を整えることが、売主にできる一番の後押しです。

③売主の同席は控えめに、ただし告知は正直に
売主の方が横についてあれこれ説明したくなる気持ちはよく分かります。ですが、売主が近くにいると買主は遠慮して、じっくり見たり質問したりしにくくなります。当日の案内は仲介会社に任せ、売主は席を外すか、聞かれたことに短く答える程度がちょうどよいと思います。
一方で、雨漏りの跡・設備の不具合・近隣の事情など、マイナスに思える点こそ正直にお伝えください。これらは物件状況等報告書(告知書)で買主に開示すべき事項で、隠して後から発覚すると、契約不適合責任(民法562条以下)を問われ、かえって大きなトラブルになりかねません。正直な告知は、結果として売主自身を守ります。

まとめ
内覧は、家の価値を伝える大切な「面接」のような場です。掃除で第一印象を整え、物を減らして広く見せ、正直に告知する。この3つは、どれもお金をかけずに今日から始められる準備です。売却をお考えの際は、ぜひ内覧当日の迎え方まで意識してみてください。ご不安な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

重村裕一プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

重村裕一
専門家

重村裕一(宅地建物取引士)

株式会社クレアクロス

大阪で相続不動産の売却・活用に悩むならご相談ください。IT企業出身の異色キャリアを持ち「不動産で損する人をなくしたい」という信念のもと、相続・売買・賃貸・投資まで不動産全般を一貫サポートします。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

信用と信頼を第一に、顧客に寄り添う不動産の専門家

重村裕一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼