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不動産の取引は、人生の中でも大きな決断のひとつです。だからこそ「どの会社に頼むか」より「どの担当者に出会えるか」が、満足度を大きく左右します。今回は、長年現場に立ってきた経験から、信頼できる営業マンを見抜くための3つの視点をお伝えします。
①最初の質問で、その人の姿勢が分かる
物件の話をする前に「今のお住まいで困っていることは何ですか」「なぜ住み替えを考えていらっしゃるのですか」と、まずお客様の事情を聞いてくる担当者は、提案の軸が「お客様の暮らし」に置かれています。逆に、いきなり物件のスペックや価格の話から入る人は、売ること自体が目的になっている可能性があります。以前、当社にご相談に来られた方が「前の担当者には一度も家族構成を聞かれなかった」とおっしゃっていたのが印象に残っています。
②契約を急がせるかどうか
「今日決めないと無くなります」「今月中に契約しないと損です」——こうした言葉で背中を押すスタイルには注意が必要です。もちろん人気物件は早く動くこともありますが、お客様の判断材料を十分に揃えないまま急かす姿勢は、長期的な信頼関係よりも目先の成約を優先しているサインかもしれません。じっくり考える時間を一緒に作ってくれるかどうかは、大きな判断基準になります。
③「デメリット」をきちんと話せるかどうか
良いところばかりを並べる説明は、聞いていて気持ちがいいものです。しかし、住宅ローン控除の条件、管理費・修繕積立金の将来的な値上がり、周辺環境の変化の可能性など、伝えにくい情報も含めて誠実に共有してくれる担当者こそ、本当にお客様の立場に立っている証拠だと感じます。宅地建物取引業法でも重要事項説明が義務付けられていますが、それ以前に「言いにくいことを言えるか」は、人としての誠実さが表れる部分だと思います。
まとめ
営業マンを選ぶというのは、肩書や会社の規模だけでは測れない、人と人との相性の問題でもあります。今回挙げた3つの視点——「最初に何を聞かれるか」「急かされないか」「デメリットも話してくれるか」——を、ぜひ次の物件探しの際に意識してみてください。良い出会いが、その後の暮らしを大きく変えることもあります。私たちも、そんな出会いの場でありたいと、日々現場に立っています。


