赤ちゃんの足舐めは、運動上手な子どもになるための基本
■ 抱っこひもは赤ちゃんのことを考えて使っている?
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抱っこひもは赤ちゃんのためというよりも、お母さんのために使っていませんか。
その際、赤ちゃんのことはどのように考えているでしょうか。
赤ちゃんの胸やお腹はお母さんの胸やお腹と接触し、冬は暖かいですが、夏はお互いが暑いでしょう。
また、赤ちゃんの背中も抱っこひもの背あてで覆われているために、更に暑さが増します。
そのために、メッシュ素材のものを利用したり、赤ちゃんの背中と背あての間に
保冷剤を入れて対処したりと工夫をしているのでしょう。
では、抱っこひもの中の赤ちゃんのからだの状態は考えていますか。
猫背の姿勢で抱っこされている赤ちゃんが多いことに気づいていますか。
猫背になる原因として多いのが、骨盤をしっかりと起こした状態になっていないことです。
■ 座ったときはどんな姿勢?
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私たちが椅子などに座った時のことを考えてみましょう。
それぞれに座った時に自分の姿勢がどうなっているかを想像してみてください。
① ハンモックのような吊り下がった布にお尻を乗せて、足はぶら下がっている
② 座面がフワフワして柔らかいソファで、背もたれにもたれている
③ やや柔らかいがソファほどではない座面の座椅子にもたれている
④ ベンチのように背もたれがなく、座面が固めで平らな椅子
ここで考えたいのは骨盤の状態です。
骨盤を起こした姿勢なのか、それとも骨盤が後ろに倒れている姿勢なのか。
骨盤が起きている時の姿勢と、骨盤が後ろに倒れている時の姿勢は同じでしょうか。
違う場合はどちらが猫背になりますか。
■ 骨盤の状態は?
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実際にやってみるとよくわかりますね。
座面が柔らかいとお尻が埋まった状態になり、骨盤は後ろに倒れます。
つまり①と②は骨盤は後ろに倒れています。
②と③のように背もたれにもたれた場合も、ほとんどの場合は骨盤は後ろに倒れています。
骨盤が後ろに倒れている姿勢は「猫背」になります。
骨盤が起きていればその上に乗っている腰から首までの背骨の湾曲は調った状態で、
一番上に乗っている頭も安定するでしょう。
つまり「よい姿勢」として目に映るのです。
■ 抱っこひもの中の赤ちゃんも同じ
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では、抱っこひもを考えてみましょう。
赤ちゃんの姿勢はどうなっているでしょう。
先ほどの①や②のように骨盤は後ろに倒れ、尚且つ②や③のように背もたれにもたれた姿勢に
見えませんか。
そのまま長時間、あるいは短時間でも毎日頻回に使い続けることは、赤ちゃんの姿勢に
影響が出てもおかしくはないのです。
これから成長していく過程において、猫背になる環境は望ましくないですし、幼児期以降の
姿勢や動き方にも影響があると考えましょう。
抱っこひもを使う際は、骨盤が起きた状態にすること。
まずはこれを心がけましょう。
★ 赤ちゃんの抱き方・抱っこひもの使い方についての相談をお受けしています。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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