赤ちゃんが自分の手を舐めるためには努力が必要
■ 抱っこひもは必需品?
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赤ちゃんがいるママにはとても便利な抱っこひも。
妊娠中からあるいは産後に「便利な育児グッズ」や「子育ての必需品」として、ほとんどの方が
ひとつは持っているのではないでしょうか。
そもそも抱っこひもは子育てには必需品なのでしょうか。
「えっ?」と驚かれる方もあるかと思いますが、抱っこひもは昔からある物ではありません。
今のようなスタイルの抱っこひもは十数年前くらいから見かけるようになりました。
おばあちゃん世代には抱っこひもはありませんでした。
その代わりおんぶひもはほとんどの子育て中のママに活用されていました。
当時は、現在の抱っこひものように「便利な育児グッズ」や「子育ての必需品」だったのです。
いずれも両手を使うことができるというメリットがあります。
外出した際、ベビーカーを使わなくても抱っこひもを使えば、荷物を持つ、財布からお金を
出す、書類に字を書くなどの手を使うこともやりやすくなります。
交通機関を利用する際、ベビーカーだと混雑した中での周りへの影響を考えて抱っこひもを
利用するという選択をされているママもいるでしょう。
■ メリットばかりではない
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便利だということで子育て用品のなかでも必需品になっている抱っこひもですが、
便利の裏にあるデメリットも考えておく必要があります。
両手が使えるというメリットがありますが、おんぶひもでも両手は使えます。
しかし、抱っこをすることでママのからだの前面に赤ちゃんがいる状態は、おんぶのように
背中にいる状態、あるいは抱っこをしていない状態に比べて自分の足元が見えにくくなります。
見えにくいだけではなく、歩きにくくもなっています。
つまづきやすい、転びやすいということです。
抱っこをしている時のママの姿勢にも大きな影響があります。
抱っこをしていないときに比べ、両手で抱っこをしている時は上半身を後ろに倒し、
腰から背中を反らした姿勢になっています。
数kgの荷物を両手で持つと考えれば、それは自然な姿勢の変化です。
■ ママの姿勢の変化
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しかし、抱っこひもを使うことでその反り返りをさらに強めてしまいます。
両手で抱っこしている時よりも抱っこひもの赤ちゃんは低い位置で抱かれています。
荷物を胸の前で抱えるのと、お腹の前で抱えるのでは重心の高さが異なるため、上半身の
反り返り具合も変わってきます。
低いほうがより反り返りながら重さを支えようとします。
ママにとってはその姿勢は妊娠中からの姿勢を継続してしまうことになり、腰痛や背中のコリ・
痛みを発生あるいは強化させることになります。
産後の不定愁訴はなるべく改善したいものですが、抱っこひもによって強めてしまうならば
使い方を考える必要があるでしょう。
① 両手あるいは片手が空いているなら、赤ちゃんの骨盤を支えるように添える
② 赤ちゃんの位置をできるだけ高くする
③ 反り返る癖になっていることを認識し、まっすぐ立つ姿勢に近づける
まずは、鏡に映して確認してみましょう。
★ 赤ちゃんの抱き方・抱っこひもの使い方についての相談をお受けしています。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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