仰向けで足を持たない、舐めない赤ちゃん
■ 赤ちゃんの探求心
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赤ちゃんは誰かの助けがないと自分一人で生きることはできません。
お腹が空いたと泣けば授乳をしてもらい、おむつが濡れたと泣けばおむつを替えてもらう。
寝ているばかりで退屈だからと泣けば、顔を見せてくれたり声をかけてくれたりあやしてくれたり。
眠くなったけど寝られないからと泣けば抱っこしてくれる。
でも、赤ちゃんだって自分でできることは自分でしようとします。
おもちゃを見せられたら、「それなあに?」と関心を持ち、手を伸ばして持ち、口に入れて
舐めてみます。
「いつものおもちゃと違うなぁ~」、「この舌触りは何だろう?」、「ブツブツしてる・・」、
「何か聞こえる・・」など、初めて見るものには興味津々で赤ちゃんなりの研究が始まります。
■ 誰もが経験する部屋の片づけ
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何でも口に入れて舐めるのですから、口に入れてほしくない・舐めてほしくないものは
赤ちゃんの手が届かないように気を付けていると思います。
赤ちゃんの行動範囲が広がるにつれ、遠ざけたり、高い場所に置いたり、開けられない
引き出しに移したりと、工夫をしていく必要がありますね。
家庭にあるものでおもちゃではない物のうち、これは絶対に赤ちゃんに触らせない物と
触らせてもいい物の区別はどのようにしているでしょうか。
判断基準はそれぞれに多少の違いがあると思いますが、絶対に触らせない物としては
ケガをする可能性がある物・命に危険が及ぶ物が挙げられるでしょう。
例えば、ハサミなどの刃物や切れる物、先が尖っている物、電気や火など。
しかし、これは大丈夫と判断するものも場合によっては注意したほうがいいこともあります。
赤ちゃんはカシャカシャという音がするものに興味を示すことがあるため、ビニール袋に
手を伸ばしたり舐めたりします。
外出先では手っ取り早くポケットティッシュを持たせたりするでしょう。
■ 安易に与えていませんか?
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このポケットティッシュの外袋のビニール素材は触ると音がするので、赤ちゃんの
おもちゃ代わりになる部分もありますが、口に入れた時には少し注意が必要です。
歯が生えてきた赤ちゃんは歯で噛み、手で引っ張って、ビニールを噛み切ることができます。
その破片を知らぬ間に飲み込んでしまったということもあり得ます。
赤ちゃんは興味・好奇心で動きます。
危険かどうかは分かりません。
何でも口に入れる・舐める・飲み込むことを想定して、物によっては目を離さず、
させてもいいこととさせないことの線引きを明確にしましょう。
見守るということは赤ちゃんのやる気を育みつつも、危険に対しては適切なタイミングや
適切な行動などで対処ができるよう、普段からの観察力や心と体の準備が要りますね。
★ 赤ちゃんの発達についての相談をお受けしています。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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