赤ちゃんの足舐めは、運動上手な子どもになるための基本
■ 赤ちゃんを見たら分かるはずが・・
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赤ちゃんがお座りする頃になると、両手におもちゃを持って遊んだり、手から離れている
おもちゃに向かって這って取りに行く様子を思い浮かべるでしょう。
かなり動き回り、ひとりで遊ぶ時間も長くなっています。
まだ首がすわっていないとか、寝返りができず仰向けに寝かされたままではないと
想像できるでしょう。
子育ての経験がない方でも、仰向けに寝かせて寝返りができない赤ちゃんを見ると、
「まだ歩けないだろうな」とか「まだ座れないだろうな」と分かります。
まだ歩けない、まだ立てない、まだ座れない赤ちゃんに対して、立たせよう立たせようとしたり、
座らせよう座らせようとすることは、赤ちゃんにとって必要なことでしょうか。
■ 判断基準は赤ちゃんの機嫌?
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できないことを無理やりさせて赤ちゃんが嫌がれば「これはやらないほうがいいな」とか、
「これは必要ないな」と判断するでしょう。
しかし、できないことでもさせてみたら赤ちゃんが喜んだらどう判断するでしょうか。
「喜ぶんだからしてもいいんだ」とか「もっとして欲しいみたいだからどんどんしてあげよう」と
考えるかもしれません。
また、喜ぶこと → しばらくはひとりで遊べる → 家事ができる → 抱っこしなくてもいい
→ 楽ができる
このようなことにもつながるかもしれません。
つまり、赤ちゃんが喜ぶのは赤ちゃんのためにという思いからでしょうが、その先には
大人の都合を含んでいる可能性もあります。
まだ寝返りをしない赤ちゃんがグズグズ泣いて、寝かせておくと何もできないが、
抱き起こすと機嫌がよくなる。
ずっと抱っこをしていては家事ができないので、床にひとりで座らせてみたら機嫌が良くなった。
始めは不安定でひっくり返るのですが、転ばないように赤ちゃんの周りにクッションなどを
敷き詰めて、赤ちゃんが座っている状態を固定する。
あるいは座らせるためのいすや育児用品などを使う。
■ 大人の都合は赤ちゃんの発達にどう影響する?
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赤ちゃんは視界が変わるので機嫌が良くなり、抱っこをしてもらわなくてもしばらくは
ひとりで過ごせるようになってきます。
この状況は大人にとっては好都合だと考えるでしょう。
赤ちゃんが喜ぶからしてあげるというよりも、大人の都合のためにしていることに
なっていませんか。
「家事をしなくちゃならないのにどうすればいいの?」という質問を受けることが多いです。
首がすわったくらいの赤ちゃんが座れると思いますか。
赤ちゃんのことをどのように見ていますか。
可能性を潰す子育てをしていませんか。
抱っこの仕方ひとつとっても赤ちゃんは影響を受けています。
方法を知る前に赤ちゃんの発達について知ってほしいと思います。
悪気があってしている人はいませんが、知らずにしてしまっている人は多いです。
後悔することになるかもと心配し続けたり、ほんの少しでも気になることがあれば、
今が行動を起こすタイミングではないでしょうか。
★ 赤ちゃんの発達についての相談をお受けしています。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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