抱っこ(横抱き)で反り返る赤ちゃん
■ 赤ちゃんの「首」のために添える手は?
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生まれてすぐの赤ちゃんは「首」が据わっていません。
つまり、重たい頭を支えるための力はまだ備わっていません。
自分で支えられないのですから、布団に寝かされているとき以外は、誰かに支えてもらわなければ
なりません。
支える際に考えたいのは手の添え方。
まず、物で考えてみましょう。
バレーボールと10cmの長さの針金があります。
針金はバレーボールに刺さっています。
床に置かれたそれらを持ち上げるときには、どこを持ちますか。手をどこに添えますか。
■ バレーボールだったら?
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ある人は、針金がボールから抜けないことが分かっていたら、針金を持って持ち上げるでしょう。
またある人は、ボールを片手あるいは両手で持って持ち上げるでしょう。
決まりはないので壊れたり傷がつかなかったり、自分が怪我をしなければ、どこを持っても
どのように持ち上げても、目的に沿っていればいいでしょう。
では、この針金の刺さったバレーボールが赤ちゃんの首と頭だとしたらどのようにしますか。
赤ちゃんが布団に寝てる状態のように、バレーボールが置いてあるとします。
針金を持ちますか。
それともバレーボールを持ちますか。
物であれば針金を持ち上げても構いませんが、赤ちゃんの頭だと想像すると、針金すなわち
首を持って持ち上げることはしないのではないでしょうか。
この状態であればバレーボールに両手を添えて持ち上げるでしょう。
■ 赤ちゃんへの負担とバランスを考える
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では、その両手はバレーボールのどのあたりに添えるのがいいでしょうか。
赤ちゃんの頭だと想像した場合、バレーボールよりも重いです。
赤ちゃんのからだにその重さの負担がかからず、また、持ち上げる方の手首や手の指にも
負担がかからないように考えてみましょう。
針金とバレーボールの付け根あたり?
それともバレーボールの真ん中あたり?
物を落とさないように考えると、重さをバランスよく支えられる位置に手を添えるでしょう。
では、赤ちゃんの頭の場合はどうでしょう。
首と頭の付け根当たり?
それとも頭の後ろの真ん中あたり?
赤ちゃんの頭が安定し、重さをバランスよく支えられる位置は?
抱っこするたびに手の指や手首に力を入れすぎて、使い痛みや腱鞘炎などを起こさないために、
また、赤ちゃんが首・肩やからだ全体に無駄な緊張をしないよう、布団から抱っこする際の
手の添え方を今一度考えてみましょう。
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