Mybestpro Members

福本智恵子プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

赤ちゃんの発達が妨げられている最近の子育て ~泣かせてはいけない??~

テーマ:赤ちゃん・子ども


近所に赤ちゃんのいる家庭はありますか?

「あまり見かけない」
「そういえば赤ちゃんの泣き声がするな~」
「ほとんど聞いたことがないからいないんじゃないかな」


見かけることはなくても、泣き声を耳にすることで近所にいることが分かりますね。
窓を開けているはずもない季節でも、外に聞こえる赤ちゃんの泣き声。
その泣き声をどのような感情で聞いていますか。

「元気のいい泣き声だな~」
「どうしたんだろう・・おなかが空いているのかな・・」
「お母さんは何をやっているんだろう」
「早く泣きやませたらいいのに」
「うるさいな!」

その時の私たちの感情によって捉え方は違うかもしれませんね。
しかし、赤ちゃんが泣くことを悪いこととして捉えてはいませんか。
それは近所の方も、子育てをしている方も。


泣くことが悪いこととして捉えると、泣き止ませようとしますね。
また、泣き声がうるさいと感じると、
聞きたくないから同じく泣き止ませようとしますね。
赤ちゃんが泣くことには意味があります。
それを知っているのと知らないのでは、
泣いている赤ちゃんに対する気持ちがかなり変わってきます。


騒音のように感じてしまうと泣きやませようとします。
実際にある話ですが、子育て中の家庭に対し、近所からのクレームがあるようです。
「赤ん坊の泣き声がうるさい!!」と。
マンションなどの集合住宅の掲示板に貼り紙。
「子どもの泣き声で近所に迷惑をかけないように」
同じく集合住宅で、ドアに貼り紙。
「お宅の子どもの泣き声がうるさい!!!」


子育て中の家庭は、わざと赤ちゃんを泣かせているわけではないけれど、
近所からのこのようなクレームや貼り紙があると、
赤ちゃんが泣くたびにストレスを感じます。
「早く泣きやませないと」
「また近所から言われる」

地域が子どもを育てる環境でなければ、子育て中のお母さんはとても辛いです。
その辛さが育児不安などにもつながりかねません。


昔は『赤ちゃんは泣くのが仕事』といわれていました。
私たちが社会で働くのと同じく、赤ちゃんの頃は泣くことが仕事だったはず。
しっかり泣くことで肺が鍛えられる、などといわれたりもしますね。
これは泣くという行為が呼吸に大きく関わるからですね。

肺にたくさんの酸素を送り込むために、吸気専門の横隔膜がしっかりと働きます。
大きな声を出すために腹部の深層部の筋肉をしっかりと使います。
この腹部の深層部の筋肉や横隔膜などは、体幹を構成する重要な筋肉なのです。

つまり、大きな声で泣くことで体幹の筋肉をしっかりと鍛えているのです。
逆に、弱々しい声でしか泣けないということは、体幹の働きも弱いのです。
さらに、泣かせないようにすることは、体幹を支えるための筋肉を
使わせないということをしているわけです。
使わなければ使えません。


赤ちゃんが泣くことは仕事。
時と場合を考える必要はあります。
いつでも泣かせればいいわけではありません。

「おなかが空いた」
「抱っこしてほしい」
「眠たい」
「お母さんにかまってもらいたい」

必要な時にはちゃんと関わってあげましょう。


赤ちゃんが泣くことについて、私たち大人はもっと考慮しなくてはならないと考えます。
大きな声で泣くことができる赤ちゃんをみると、
「しっかりとからだを使えているな~」という見方をしてみませんか。


/////////////////////////////////////////////////////////////////////////




このコラムの泣くことを始め、赤ちゃんの発達を知りたい方のセミナーです。
知らないから不安になるのであれば、知識を得て、納得できたら安心できますね。
難しい事ではなく、「なぁ~んだ、そういうことか~」と楽になれるお話です。


●新米ママの子育てセミナー

~「赤ちゃんの発達」と大人の関わり~

子どもの姿勢の基礎は生まれてからの1年間!


平成25年4月24日(水) 15:30~16:45


◆ お問い合わせは・・
cosmos.c.c@y7.dion.ne.jp
090-5703-4877

◆ セミナーの詳細は・・
http://cosmos-c-c.jimdo.com/子育て勉強会
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/672/



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【 Studio Grace Mam 】

~ママの産後のリカバリーと赤ちゃんの発達を促す
ピラティス&コンディショニングスタジオ~


●《赤ちゃんの発達を促し、脳を育む、産後ママとベビーの教室》

赤ちゃんの発達段階に応じて、運動発達を促し、しなやかな動きを身につけます。
よい姿勢は生まれた時からのからだの使い方で作られていきます。
お母さんとのふれあいや遊びを通して、アタッチメントを形成し、
からだもこころも健やかで豊かに育んでいきます。
お母さんの産後の姿勢づくりにより、体型をもどし、腰痛・肩こりなどを解消。
子育てに必要な体力をつけ、赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。

◆ お問い合わせは・・
http://cosmos-c-c.jimdo.com/問い合わせ/
090-5703-4877

◆ Studio Grace Mamの詳細は・・
http://cosmos-c-c.jimdo.com/studio-grace-mam/
http://mbp-japan.com/okayama/cosmos/seminar/465/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

福本智恵子
専門家

福本智恵子

Cosmos(コスモス)

「良い姿勢」とは「まっすぐ立つ」こと。それはヒトが生まれたときに遡る。約1年間をかけた発育発達過程を、赤ちゃんから大人まですべての人が学習・実践でき、「良い姿勢」と「効率の良い動き」が作れます

福本智恵子プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

体幹を調えて美しい姿勢に導くプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山の美容・健康
  4. 岡山のエクササイズ・フィットネス
  5. 福本智恵子
  6. コラム一覧
  7. 赤ちゃんの発達が妨げられている最近の子育て ~泣かせてはいけない??~

福本智恵子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼