よい姿勢で陸上記録会の記録を更新しよう! @ 吉備中央町立豊野小学校
ゴールデンウィークに勉強会を行ないました。
【親子の美しい姿勢とこころを育む】勉強会
今、子どもたちの体と心には、大人が思う以上に大変なことが起こっています。
それらは目に見える形で表れているものもあります。
そのひとつが『姿勢』です。
長く、大人対象に健康づくり・コンディショニングをしてきました。
9年前から子どもに関わり始めてすぐに、子どもたちの体の異変を感じました。
自分の子どもの頃には全くなかったことが、今の子どもたちにはあたりまえになっていたのです。
例えば、
肩こり・・小学生にも
腰痛・・ひどい場合は腰椎分離症や腰椎すべり症と診断および治療
捻挫・・歩いていて自分の足につまづいてなど
骨折・・ほんのちょっとのことなのに、骨が折れる
そして、子ども自身に自覚症状があります。
体が硬い
姿勢が悪い
疲れる
しんどい・・など
挙げればキリがありません。
決してスポーツをしている子どもに起こっていることではないのです。
普通に学校に行って、授業を受けている子どもたちのほとんどに
このような状況が起こっています。
家庭では子どもの現状をどのように見ているのでしょうか。
以前からお子さんをお持ちの保護者の方に相談を受けていました。
「うちの子、姿勢が悪いんだけど、どうしたらいいでしょうか?」と。
この質問をいただいた方々は、家庭で子どもの姿勢について、
何らかの手立てをされてきたのだと思います。
しかし、それではなかなか解決しないばかりか、姿勢以外のことも気になり始めています。
子どもの姿勢や動き方が何かおかしいと感じている方は多いのですが、
どうしたらいいのか分からないというのが現状です。
今回の勉強会では、まずは気になる姿勢をピックアップしていただきました。
ひとつふたつではないはずです。
しかし、家庭で見えることは限られているようです。
子ども自身はもっともっとたくさんのしんどさを感じています。
その大変さを親が理解してやることを提案させていただきました。
『聴く』こと、それは「聞く」でも「訊く」でもない。
大人の見方・考え方から子どもの目線で現状を考えていくことから始めます。
最後に、『正しい座り方』をマスターし、親子で美しい姿勢づくりを目指しました。
これですべてが解決するわけではありません。
なぜ、このように子どもの体と心に異変が起こっているのか。
まずは、その理由を知り、解決に向けて行動を起こす取り組みが急がれています。
今後も【親子の美しい姿勢とこころを育む】勉強会および講演会を開催します。
大人の責任、将来ある子どもに背負わせてはいけません。