小さな町の「大きな試み」!ー やる気を喚起した青年首長の試み ーシリーズ 1章

村山るり子

村山るり子

テーマ:活性化研究会

本日は、ある一冊の本をいただき、「地方の既出」金山町の全姿を探る。
この本は、昭和57年3月、山形県最北部の山村金山町が全国初の「情報公開」に踏み切った
公開行政によって自治意識の高まりと職員の「やる気」を喚起した青年町長の本を書いた
森巌夫 「山村報告シリーズ」をもとにご紹介いたします。

「人づくり」にかける情熱


■ 岸町長の確立 ■
'' 奨学金制度に込めた願い ,,
岸町長は、教育問題に大きな力を注いだ。
その意気込みは、岸町長は、三十歳で町長に!
町役場に二年勤めた後、町議会議員になった。昭和42年4月に26歳になったばかりだった。

「町会議員になったけど、それだけじゃ暮らせませんでしたから、酒のセールスをやっていました」。
酒のセールスとはいっても、岸氏のその頃の現在はというと居宅が古い酒倉を改造したものであるが示すように、彼の家計は二代前の昭和初年まで醸造業を営んでおり、一族の酒造会社の営業担当重役として
銘酒「最上川」の卸売りに従事したのだった。

岸氏は、このセールスを通じて最上地方一帯に広く知り得るとともに、経営感覚を身につけたと話しております。

そこには、「人を知り、人との交流」そして人によって産業復興に力を注いだことでしょう。
なぜなら、住民自身に内発的なエネルギーが育たない限り、産業も福祉も自治も実現しないからだ。
その内発力を喚起するのが、教育・学習である。

つまり、「人づくり」こそ「まちづくり」の原点だと主張する。
岸町長は、「人材育成」のための施策のひとつとして町独自の育英資金制度を発足させたのである。

現代こそ、今一度「人づくり」が基本ではないでしょうか。わたくしは改めてこの本を読ませていただき
これこそが、学ぶ原点ではないかと、心に響きこの事実を伝えたくコラムにて書かせていただきました。

どうぞ、読んでいただけることに感謝もうしあげます。

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