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田丸伸二プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

『あの人に聞かないと分からない』をなくす――属人化を減らして業務を効率化する

田丸伸二

田丸伸二

テーマ:リスク管理・リスクマネジメント

「この作業は、どう進めればいいですか?」
「○○さんに聞いてください」

職場で、こんなやりとりが繰り返されていないでしょうか。経験のある人が仕事を担うのは自然なことです。しかし、手順や判断のポイントがその人の中だけにあると、周囲は自分で仕事を進めにくくなります。

属人化が効率化を妨げる理由

担当者が忙しいと、質問への回答を待つ時間が生まれます。確認が終わるまで作業を進められず、小さな待ち時間が積み重なれば、業務全体の流れも滞ります。

同じ質問に何度も答えることも、担当者の負担になります。本来の業務に集中しにくくなるうえ、質問する側も知識や経験を蓄積しづらくなります。また、担当者ごとに手順や判断が異なると、作業のばらつきやミス、やり直しが起こりやすくなります。

まずは、よくある仕事から共有する

属人化を減らすために、すべての業務を一度にマニュアル化する必要はありません。まずは、質問が多い作業や、担当者が不在だと止まりやすい業務から始めましょう。

作業の手順だけでなく、「どこを確認するのか」「迷ったときは何を基準に判断するのか」も記録しておくと、ほかの人が対応しやすくなります。作成した手順書は、実際に別の人が使ってみて、分かりにくい点を見直すことが大切です。

共有がチームの力になる

仕事の進め方を共有すれば、担当者が不在でも対応できる業務が増えます。質問や確認の待ち時間を減らせるだけでなく、担当者は改善や専門性が必要な仕事に時間を使いやすくなります。引き継ぎや新しい人の育成にも役立ちます。

「あの人にしかできない仕事」をすぐになくすのは難しくても、「あの人に聞けば分かる」状態から、「共有された情報を見れば進められる」状態へ変えていくことはできます。
知識や手順を少しずつ共有することが、無理のない業務効率化の第一歩です。

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田丸伸二
専門家

田丸伸二(中小企業診断士)

たまる中小企業診断士事務所

30年以上の管理部門経験を持つ中小企業診断士が、中小企業の内部統制・リスクマネジメント・コンプライアンス教育を支援。ガバナンスを整え、中小企業の経営改善と持続的成長を実現します。

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