リスクへの基本的な向き合い方①~「避ける(やらない・持たない)」
中小企業もサイバー攻撃の対象となる時代です。情報セキュリティ対策は特別なものではありません。従業員教育やアクセス管理、バックアップなど、今日から始められるリスクマネジメントの基本をご紹介します。
中小企業もサイバー攻撃の対象です
「うちには狙われるような情報はない」と考えていませんか。
近年は、取引先企業へ侵入するための足がかりとして、中小企業が狙われる「サプライチェーン攻撃」が増えています。一度情報漏えいやシステム停止が発生すると、自社だけでなく取引先からの信用にも影響を及ぼしかねません。
経営者にとって情報セキュリティは、重要なリスク管理・リスクマネジメントの一つといえます。
まず取り組みたい基本対策
特別なシステムを導入しなくても、すぐに始められる対策があります。
•パスワードの使い回しをしない
•不審なメールや添付ファイルを開かないよう従業員へ教育する
•セキュリティソフトを最新の状態に保つ
•機密情報は必要な人だけが閲覧できるようアクセス権限を設定する
経理担当者に「請求書を確認してください」というメールが届き、添付ファイルを開いた結果、パソコンがウイルスに感染したという事例は珍しくありません。日頃から「少しでも違和感があれば確認する」というルールを共有するだけでも、被害を防げる可能性は高まります。
万が一に備えることも内部統制の一つ
どれだけ対策を講じても、リスクをゼロにすることはできません。そのため、被害を最小限に抑える備えも重要です。
クラウドサービスを利用する際は、データの暗号化や二段階認証を活用しましょう。
また、ランサムウェア対策として、重要なデータは外付けハードディスクなどに定期的にバックアップし、普段はネットワークから切り離して保管しておくことも有効です。
このような備えは、災害時の事業継続(BCP)にも役立ちます。
情報セキュリティ対策は、難しい技術ではなく「基本を継続すること」が何より大切です。日々の積み重ねが、自社と取引先を守る強い内部統制につながります。
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