リスクマネジメントが進まない③~情報・ノウハウ不足
本コラムでは、中小企業の経営者が気づきにくい「見えないリスク」を具体例とともに解説します。業務の属人化やデータ管理の課題を見直し、安心できるリスクマネジメントや内部統制の第一歩を踏み出しましょう。
日常の「いつも通り」に潜むリスク
日々の業務が順調に回っていても、中小企業の経営者として「今の管理体制で本当に大丈夫だろうか」とふと不安になることがあります。 実は、車の運転と同じで、慣れている日常の中にこそ、普段は見えないリスクが潜んでいるものです。
気づきにくい3つのリスクと対策
1. 特定の従業員への業務集中
•具体例:「経理や総務は〇〇さんしか分からない」という状態。その従業員が急に休むと、社内の重要な手続きがストップしてしまいます。
•対策例:業務の手順を簡単なメモに残し、普段から複数人で共有(ダブルチェック)できる体制を整えましょう。
2. 書類やデータの管理ルールがない
•具体例:顧客情報や契約書が各自のパソコンに保存され、どこに何があるか把握できていない状態です。
•対策例:社内に共有フォルダを作り、「保存場所」のルールを1つ決めるだけでも、情報紛失や漏洩のリスクを大きく減らせます。
3. トラブル対応が「人任せ」
•具体例:ミスやクレームが発生した際、担当者個人の判断だけで処理され、経営者まで正確な情報が届かないケースです。
•対策例:「問題が起きたらまずは報告する」というシンプルなルールを共有し、相談しやすい雰囲気を作ることが大切です。
小さな一歩から始めるリスクマネジメント
リスクマネジメントや内部統制と聞くと難しく思えますが、大がかりな仕組みを急に作る必要はありません。まずは身近な業務の「見える化」から少しずつ取り組み、大切な従業員と会社を守る安心の土台を作っていきましょう。
※テーマ別コラム
バックオフィス
リスク管理・リスクマネジメント
コンプライアンス・ハラスメント教育
経営理念


