厄介な中古住宅購入トラブル
今回は高い買い物の付加価値についてお話します。
どの業界にもお客様に見えないコストがあると思います。それは購入金額が大きいほどお客様に見えにくくなっています。
私の恩師の建築企画設計事務所に勤務している時に思ったことです。当時、バブルが終わりかけていた頃、うちの事務所は国内外のリゾートホテルの企画プレゼンの制作を主に行なっていました。
企画プレゼンと言っても建築の場合は、現地の建築基準法は元より、気候風土や年間を通した観光客の流れ、マーケティングコンセプトなどを検討をした上でのプレゼンです。
計画の規模にもよりますが3人の所員が1ヶ月くらいかけて制作するひとつのプレゼンが30~50万程度の価格で行っていたので驚きです。それでも恩師の事務所は有料だったので、まだ良い方です。
知り合いの事務所や工務店は、ほとんど個人住宅のプレゼンなどは無料なのが当たり前の時代。契約が決まらなければ出血大サービスで行ったようなもの。
プレゼンは営業の一環であって直接的な成果報酬ではありません。これがお客様の見えないコスト。仕事でやる以上、どこかで利益を得なければビジネスとして成り立ちません。
建築設計事務所の場合、適正な設計監理価格が法律で決まっているので、ある程度線引ができますが、ここでも有名な建築家になると見えないコストが出てきます。
結局、それらの見えないコストを含んだ高い買い物をするのはお客様です。建築はどんぶり勘定と言われる要因はこのへんです。しかし、これは建築だけの話ではなく、世の中のビジネスに存在しています。
この続きは次回に
終わりに・・・
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