イライラや怒りは周囲に伝説する

小橋広市

小橋広市

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

先日、交差点で信号待ちをしていると、横断歩道に後部を入れたタクシーが客待ちをしていました。

片側一車線で中央に安全地帯が設けられている道路なので、同方向に進行する車は、タクシーを追い越すために半分くらい安全地帯に入って走行している状況です。もちろん、このタクシーは完全に道交法に抵触しています。

そこへ、同方向の後方からロードバイクに乗った完全装備の70代のおじさんが車道を走行してきて、おもむろにタクシーの運転席の横に停止し、「どこに止めとんや!はよどかせ!」と大声を出して怒鳴り始めたのです。

付近にいる人は一斉にそのロードバイクおじさんに注目です。ロードバイクおじさんは、タクシーの横で自転車にまたがった状態で怒鳴っているので、タクシーとロードバイクが並んで停止している状態です。

同方向に進行する車は安全地帯を走行し、大型車は対向車線にはみ出して追い越しています。タクシードライバーに邪魔と言っておきながら自分がしている行為は、対向車まで巻き込んで迷惑を掛けています。

そんなことにはまったく気付かず、ひたすらタクシードライバーに向けて暴言を吐いているこのロードバイクおじさんに、私まで軽い怒りを感じ、「お前が一番邪魔やねん!」と言ってやりたくなりました(笑)

自転車

この事例は、怒りは増幅しながら伝染することを実感できるハプニングでした。とは言え、私も人間ですから、ちょっとしたイライラで怒りが顔を覗ける時があります。そんな時、自分自身に次のようなオマジナイの質問をします。

・事実に怒っているのか?感情で怒っているのか?
・過去に同じような怒りを感じたことはなかったか?
・この怒りに落とし所を探すだけの価値があるのか?
・価値があるとすれば自分が納得できる落とし所として、どのようになれば良いのか?

この質問に自問自答していると、客観的に自分の怒りの出処が明確になり、怒りの感情は自分自身がスイッチを入れていることに気付き、怒っていることがばかばかしくなってきます(笑)


あなたにも気付きがありますように



【小さな実践】
イライラや怒りの根っこは自分の中にスイッチがあること自覚しておく


 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

なりたい自分になる勉強会やセミナーの開催及び、居心地が良い環境の中で、生きやすくなるための講座や相互交流ができる「心ホッとコミュ」というコミュニティを開放しています。

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