あなたのタメは誰のタメ
「自己肯定感と自主性を高める方法②の続きで、子どもの自己肯定感と自主性を高めるために行なうことをお伝えしています。
今回もすぐに効果が出るという対処法ではなく、最初は上手くいかなくても良いのでトライ・アンド・エラーを繰り返しながら習慣にする方法です。
ダメ出し
「今日の君のファッション、歳のわりに派手じゃないかな、それに似合ってないよ」
さすがに職場でこんな事を言ったらセクハラになりかねません。「この企画書、読みづらいし、主旨がぼやけてるよ」この程度なら言う上司がいますよね。
子どもに、「遊んでばかりいるから成績が落ちるのよ」とか「何をやってもノロマなんだから」などとダメ出しをしている親もいるのではないでしょうか。
何かといえば、ダメ出しばかりしている上司や親、けっこういますよね。重箱の隅をつついてあら探しばかりし、口を開けば文句しか言わない。大人でも子どもでもイラッとします。
あれもこれも否定ばかりされると「もう知るか!」と開き直りたくなります。「代案なき否定はNG」ですからね。
特に子どもは「できてないところには目をつぶり、できているところを褒める」方が、次の行動に繋がり自主性や自己肯定感が高まります。
奥さんだって、子育てをしながら頑張って作った料理を、口に合わない一品をまずいと言われるより、美味しい一品を褒められた方が嬉しいはずです。
食事を残した時に叱るのではなく、ぜんぶ食べた時に褒める。宿題をしない時に叱るのではなく、宿題をした時に褒める。兄弟喧嘩をした時に叱るのではなく、仲良くしている時に褒める。
この方が子どもは嬉しいので褒められることを続けようと思います。
共感
大人も子供も「共感」は強力はツールになります。
子どもが、痛くて泣いている時は「痛いね」。恐いときは「恐いよね」と共感してあげると、子どもは、ココロで感じたことを口にしてもいいんだと思えるようになって感情表現が豊かになり、他者から愛されるようになります。
私が小学生の頃、お袋は会社の二交替勤務で夜中に帰ってくることがしばしばあり、ひとりで布団に潜って寝ていると、お袋が布団に入ってきて「寂しかったね」と抱きしめてくれた。これだけで愛情を感じたものです。
親に共感されると、子どもは大切に思ってもらえていると、自覚できるので自己肯定感が上がります。遊びたいとグズっている時にも、「遊びたいよね、でも、もう帰らないとね」と共感の後に理由を話す習慣を作ってみて下さい。
このタイトルで①~③と長くなりましたが、これらが子どもの自己肯定感と自主性を高める5つの方法です。是非、自分に合うものを実践してみて下さい。
よろしければ[[「自己肯定感と自主性を高める方法① 」https://mbp-japan.com/kyoto/hirokobashi/column/5041687/]]から読んで下さいね。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「コミュニケーションは「共感と共有」
2つのコミュニケーション
◇「子育てで孤独を感じ始めたら危険信号」
子育てが弧育てにならないこと
【小さな実践】
乳幼児の0~3歳まではスキンシップと共感でたっぷり愛情を注ぐ