U理論の考え方に救われる
「遠距離認知症介護者の日記」のテーマの記事は、お袋が認知症になった初期の頃を記録として残すためにアップしています。
ここから2014年8月30日の話
今朝、テレビで放送されている内容で驚いたのが、宿題代行サービスをする会社が増え、ドリルや作文などは生徒の筆跡を真似ることまでやっている。
この時代、どんなサービスが出てきても驚かないが、本来の目的が跡形もなく消えている。将来、子どもが、お金を払えば何でもしてもらえるという考え方が普通にならなければいいが。
今日はお袋の気になるニュースがある。先日、お袋が飼い猫に手を噛まれた話をしたが、その時に通院している病院の話。
付き添いのヘルパーさんの話では毎日、お袋の担当医が変わるそうだ。変わるのはいいが、毎回、担当医の言うことも変わるらしい。
ある女医は「もう腫れもひいたので手を動かすようにして下さい」と言う。次の日の担当医は「腫れはひいているが、まだ手を使わないように」などと、担当医の言うことが微妙に違うそうだ。
付き添いのヘルパーさんは、元医療従事者なので、大袈裟に尾ひれを付けて私に言っているわけではない。 同病院の循環器の担当医も、先日、こんなことを・・・
貧血気味のお袋に、 「輸血をする必要があるので息子さんの許可がいります」と言ったそうだ。貧血の原因を検査もせず、原因不明でも、血液が少ないので輸血に決定??
こんなこともあり、親父の代からお世話になっている病院だが、信頼できなくなったので、今回の貧血については、他の病院で診てもらう予定にしている。
もし、あなたの身の回りで「おかしい?」と思ったら納得できるまで質問し、説得力のない回答であればセカンドオピニオンを試みた方が良いかもしれない。
ここから現在
この症状が働き盛りの人だったら、医者はこのような言い方はしないでしょう。高齢で認知症だからとは考えたくないが、医者も人間。「人は観るが身体は診ない」そのような対応するのも事実に思えてくる。
私自身も重度の心筋梗塞で入院後、通院している際、私の顔も見ず対応する主治医が、吐き捨てるように「原因を作ったのはあなただから」と何時間も待って30秒のほどの診察で私に言っていたのを今でも覚えている。
それから数年後、その主治医の言うとおり、心筋梗塞が原因の心肺停止で他の病院に入院することになったが、その時の主治医は、ココロから信頼できる医師だった。
私自身のことではセカンドオピニオンはないが、主治医との関係性が悪くなる可能性を考えると、患者本人が医者を選ぶのは思った以上に勇気がいることだ。
【小さな実践】
医療のあり方を変えることは難しいが、医師と患者の関係性において常に対等であることを意識しておくことが重要