怒りやイライラの刺激から遠ざかる

小橋広市

小橋広市

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

「人間関係が親密ほど怒りに発展する理由」の続きで、その怒りやイライラから回避する方法をお伝えします。

昨日は、「親密な関係性」と「同レベルの関係性」などが、怒りスイッチが入りやすいという話しをしました。今日は、それらの怒りやイライラからの回避の仕方をお伝えします。

期待値のズレ

続けない!


「続けない」とはどういうことかというと、相手に無茶苦茶な要求をされ、それに対して自分が対処できない時に怒りスイッチが入ります。この状態で話を続けない方が良いということです。

こういう状態の時に続けると、怒りにまかせて言わなくてもよいことも言って、取り返しがつかないことになります。

頭に血が上るといいますよね。怒ると血液が脳に集まります。怒ると頭がカーっと熱くなって脳の血流が増え、脳圧が上がります。この状態は1時間~1.5時間で通常の状態なるまで刺激から遠ざかると通常の状態に戻り冷静になります。

脳圧を下げクールダウンする時に大事なのは、「刺激の元」から離れることです。

・言い合いの相手から離れる
・嫌な出来事から離れる
・トラブルの原因から離れる

まずは刺激から遠ざかる習慣を身につけて下さい。

アンガーマネジメントの中の「6秒ルール」といって6秒間だけ意識を他に向けると、怒りのピークからクールダウンするとのことですが、これには脳科学的な根拠がないようです。

もう1つ言うと、アンガーマネジメントは怒りの仕組みをざっくり知るには良いでしょうけど、実際に90分受講して「怒り」を根っこから改善することはできません。理由は簡単です。トレーニング法とテクニックの継続の仕方を伝えてないからです。

いくらスキルと学んでも、実際に使えなければ知らないのと同じということですね。「怒りの感情」は奥が深いので、ここでは、事例に合わせたトレーニング法と継続法をお伝えします。

良かったら参考にして下さい。



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「夢や目的をノートに書くと願いが叶うという秘密」
他者から影響を受ける認証バイアスと確証バイアスの話



【小さな実践】
怒りスイッチが入りそうな時、相手が納得させてその場所から回避できる「いいわけ」を日頃から意識しておく


 

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小橋広市(講師)

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

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