褒めても叱っても◯◯がないと逆効果
あなたが、朝子供を起こす時、
グズグズしているとイラッとして
「もう早くしなさい!」
「遅刻したらどうするの!」
「早く寝ないから起きれないのよ!」
などと子供に怒っていませんか?
私も子供の頃、
朝起きるのも出かけるのもグズだったので、
お袋によく怒られていました。
私は私で、
こんなことを思ってました。
「いつもうるさいなぁ、
よけいにグズグズしてやる!」と
自分のペースを守ってました。
このように、
親が子供に怒るのも理由があり、
子供が親の言うことをきかないのも
理由があります。
少なくとも怒る理由が分かれば
怒りをコントロールできそうでしょう。
感情をコントロールするなんて
できないと思っているかもしれませんが、
このような経験がありませんか?
子供を怒っている最中、
自宅に友だちが遊びに来たとしても、
あなたは怒った顔じゃなくて
笑顔で応対しませんか?
怒りをコントロールできないのだったら、
このような切り替えはできないはずです。
逆に切り替えができるということは、
怒りは元々自分が作っているものなので
意識さえ変えればコントロール
できるということです。
では怒りをコントロールするために、
怒りのしくみを知ることから始めましょう。
あなたが
子供に怒るのは理由があると
冒頭でお伝えしました。
グズグズしている
子供に対して怒ったわけですが、
あなたは「遅刻をしてほしくない」
というのが本当の気持ちのはずです。
それを理解してもらうために
怒っているかもしれません。
しかし、これが本当に子供のために
怒っているのなら良いのですが、
自分の中のある目的で
怒っているとしたらどうでしょうか。
このような怒りも
喜怒哀楽の中の自然の感情です。
しかし、この怒りの感情が
コントロールできなくなった先に
相手がいたら、この怒りは
次の4つの目的を持ってしまいます。
・子供を親の言う通りにしたい「支配」
・子供の人生に親が干渉したい「主導権争いで優位に立つ」
・親の権利をかばって守る「権利擁護(けんりようご)」
・親の言うことは常に正しい「正義感の発揮」
などの親の信念を通すために
怒っている時は、
おおよそこの4つのパターンの
どれかが強く出ているので、
子供は反発を感じるようになります。
今度、子供に怒った時に、
あなたがどのパターンで
怒っていたのか思い返してみて下さい。
それが理解できるようになると、
怒りをコントロールする第一歩です。
続きは次の機会にお伝えしますね。
【小さな実践】
あなたが怒った時に、
4つのパターンのどれかを書き出し、
自分がどのパターンを
よく使っているかを検証してみる