お袋の認知症介護の記録【相続】
今回のコラムは、
お袋が認知症になって
1年目の正月に実家に帰った時の話。
その頃が一番、
辛かったので、私と同じように
遠距離介護をしている方の
参考になれば嬉しいです。
その年の正月は、
認知症になったお袋の
初めての介護のために
10日間実家に帰ることにしました。
寝ては起き、又寝るお袋とは
話題もなく、SNSをしてみるが、
現実から逃げているようで集中できない。
年が明けて、
パートナーと電話で話した際、
明らかに私のテンションが
異常に下っていると言われました。
思い返すと
その時の私は鬱に近い状態でした。
誰から言葉をかけられても
余計に自己批判の気持ちが強くなり
誰とも話したくない、
会いたくない正月休みでした。
お袋が大切にしている
ペットの猫に対しても、
異常な嫌悪感を抱くほど、
通常の状態ではなくなってました。
それでも私の場合は、
実家の倉敷から京都に帰れば、
スイッチを切り替えれるので
鬱状態からは開放されます。
もし、あなたが私のような立場で
認知症になった独居の親を
介護をするとしたら、100%できないとしても
自分を責めないで下さい。
あなたが自分ができることを
精一杯、やっているのだったら
それでいいのです。
あなたは、
可能な限り、他者に委ね、
気分転換に外に出て
思いっ切り好きなことをして
周囲の環境を変えて下さい。
そして、その時は介護のことを
一切、忘れて下さい。
共倒れにならないために
頑張り過ぎないで下さい。
【小さな実践】
他者でもできること
家族しかできないこと
あなたしかできないこと
それぞれを仕分けをして客観視してみる