安全靴で外反母趾や内反小指になる?
4年程前に当相談室で健康靴をお作りになったという70代半ばのご婦人がご来店されました。
「実はお宅で靴を作ってから履いていたのは半年ほどだったのよ・・・。やはり服に合わせたお洒落な靴が履きたくなるのよねえ。それでずーっと履いていなかったんだけど、足裏や膝や腰に痛みが出てきたから整形外科で診てもらったの・・・。そしたらそこの先生が足に合った靴を履きなさいとおっしゃるのよ・・・。それで、久しぶりにお宅で作った靴を履いてみたってわけ・・・。やっぱり歩くと楽なのよねえ・・・。なんだかすごい遠回りをしたような気分よ。靴屋さんで散々靴を購入したのに結局この靴に戻ってきたんだから・・・。」と一気にお話しされたご婦人。
「そうでしたか・・・。それはありがとうございます。」と私。
「今日はね、近くまで来たからお礼がてら来たってわけ・・・。」とご婦人。
この仕事をしていると、靴の持つ功罪を改めて意識せざるを得ません。
足元をスッキリお洒落に演出する靴が、足の健康を奪う原因にもなる一方、その足の健康をサポートする靴は見た目に嫌われる場合が多いという矛盾。
靴をお洒落のアイテムとして意識するか、足の健康を支える健康のアイテムとして意識するかによって評価が一変するのです。
どちらが正しいとかではなく、やはりそれぞれの特性に合わせて使い分けるという知恵が必要なのでしょうね・・・。
ある有名なファッションモデルの言葉に感心した事があります。
「私はいつまでもお洒落な靴が履きたいから、普段は足に優しい靴を履いて歩く努力を惜しまないのよ。」
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