膝の痛みを助長する靴と外反母趾や扁平足を助長する靴
70代前半のご婦人の「足のカウンセリング」を始めさせて頂いた時の事です。
「まず、私の話を聞いて下さいな・・・。」とご婦人がおっしゃられるので、「はい、何でしょうか?」とお尋ねすると、おおよそ30分ほどの時間で語られたお話は、今までのご自身の足と靴の悩みと、訪れた医療機関、靴専門店、整体や整骨院での対処と経過に関してのお話しでした。
これまでの足と靴に関するご自身の履歴を詳しくご説明して下さっているのです。
「骨には異常が無いとか、加齢によるものだとか、その度に痛み止めのお薬や湿布やストレッチやマッサージなど、いろいろな対処を繰り返してきたんですよ。でも、やっぱり痛みが無くならなくて・・・。インソールも作ったし、靴も買い替えてきたし、今度はおたくで足を調べて貰う事になったし、もう私の足は良くならないのでしょうか?」と切実に訴えられるご婦人。
「なるほど、それは随分とご苦労なさったようですね。でも、とにかく痛みの原因を調べて、何が問題なのかをはっきりさせましょう。」と私。
このご婦人の最大の足の悩みは、足裏の指の付け根が痛いという事と、膝が痛い事、外反母趾で親指の付け根が痛くなる事でした。
特に左足は踵の骨を骨折したため、金具とボルトで踵の骨を留めているのだそうで、その影響もあってか足首の可動域が狭く、つま先を上に持ち上げる事ができませんでした。
左足は踵の骨折とその修復のための固定もあり、足首が体の外側に傾いたままでした。
そのため、膝関節に影響して膝の内側の半月板に負荷が掛かかる膝関節の歪みとなり、膝の痛みに繋がっているようでした。
「足のカウンセリング」の結果に基づき、まずは健康靴に簡単なサポートを組み込んだテストシューズを仕立てて履いて歩いて頂きました。
「どうですか? 足の痛みの度合いや歩行バランスや歩き易さを実感して頂けましたでしょうか?」とお尋ねする私。
「足が痛くないの・・・。それに歩くのがとっても軽くなったわ・・・。なんだかスイスイと歩けて、体がふらつかなくなったわ・・・。」とご婦人。
「それは良かったです。健康靴の安定性と足関節の可動域へのサポートやインソールでの足裏のサポートが効果を上げているようですね。」と私。
30分後、出来上がったばかりの健康靴に履き替えて、ご婦人はお帰りになりました。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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