ウォーキングの目安は一日8000歩

小黒健二

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テーマ:足と靴

今までの基準では一日10.000歩が健康に良いウォーキングの目安とされていましたが、最新の研究結果によると、一日8.000歩以上歩いても健康効果はそれ以上変わらないという報告が明らかにされました。
また、ウォーキングは日光を浴びる中で取り組む事が骨粗鬆症に対して効果が上がるのだそうで、室内でいくら歩いても骨は衰えるのだとか・・・。
さらに、 私たちの骨や筋肉は、物理的な刺激や重力に逆らわないと、すぐに衰えてしまうのだそうで、少し歩幅を広く大股にして、適度な負荷を掛けて歩く事が望ましいのだそうです。


ここからは私の専門分野に立っての提言ですが、ウォーキングをする時の履物や履き方によっては、いくら歩いても足の運動効果が上がらない場合があるという事を知って欲しいのです。
例えば、足先よりも靴先がスリムな靴や、軽さを重視するあまり靴底が体重の負荷で不安定になり易い靴や、脱いだり履いたりを優先した履き方等が足の運動や安定性を損なう事があるからなのです。

足に良い靴と靴の履き方とは、つま先がゆったりした形状のウォーキングシューズを選択して、靴ヒモをしっかり締めて履くように心がけ、足先と靴先の間には1cm程の余裕寸を確保できる適正サイズを選んで下さい。
靴ヒモを締めることで余裕寸が維持され、足首が安定しますので、膝関節にも負担が掛かり難くなります。
さらに、5本指ソックスと組み合わせて履いて歩くと、より一層の足の運動効果が得られます。
ぜひ、足指の動きを促進して歩くという運動効果を意識して下さい。

また、正しい歩き方も身につけましょう。
股関節を起点とした脚の振り子運動を意識して、つま先を上げて自然にカカトから接地しましょう。
カカトが接地する際には膝を真っすぐに伸ばしましょう。
視線は少し遠くに合わせるようにして背筋を伸ばしましょう。
腕を軽く振って歩くと、体が左右にブレずに安定して歩けます。

皆さんも一日8.000歩を目標に、健康に良いウォーキングを始めてみませんか?

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専門家

小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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