膝の痛みを助長する靴と外反母趾や扁平足を助長する靴
足の爪でも手の爪でも、正面から眺めると爪の真ん中が頂点となった緩やかなカーブを描いています。
爪は足や手の指先に力を込める時、そのパワーを伝達して押さえる力をサポートするという大事な役目を担っています。
もしも爪が無かったら、足や手の指先に力を伝える事が出来ず、立つことや歩く事、物を掴んだり手作業がスムースに行えなくなります。
さらに、爪のカーブは指先に力を込める時の爪に掛かる圧力のバランスを調整して、爪の耐久度を維持するためにも必要な構造なのです。
例えば爪が平らだったら、指先に力を込めた時に爪の特定部分に圧力が集中してしまうので、爪が割れてしまうリスクが高くなるのだそうです。
ところが、この大事な爪と皮膚とのトラブルが足の指には起こり易いのです。
手の爪には巻き爪や陥入爪は起こり難いのに、どうして足の爪には起こり易いのでしょうか?
その原因は靴を履いて歩く時に、靴先による足指への圧迫が起きるからです。
足の指先の形状よりも靴先がスリムであれば、ローファーや紐無しのスリップオンタイプの靴や靴紐を緩めっぱなしで靴を脱ぎ履きしていると、足先が靴先にのめり込み易くなり、足の親指の爪の脇の皮膚が靴先や隣り合う他の指とで圧迫され、巻き爪や陥入爪になる事があるのです。
特に女性の場合、踵の高いヒールパンプスを履くと、つま先立ちの状態で歩く事となり、足の指先がスリムなデザインの靴先で圧迫されて、巻き爪や陥入爪や外反母趾のリスクを高めます。
このように、巻き爪や陥入爪の原因は、靴との関係である事がほとんどですから、靴の選択や履き方には注意して下さい。
万が一、巻き爪や陥入爪になってしまったら、化膿しないように消毒を欠かさないようにして、足指の先から靴先の間に1cm程の余裕寸が確保できる適正サイズのウォーキングシューズを選択して、つま先の方から靴紐をしっかり締めて、靴の中で足指の動きを確保すると共に、足指を圧迫することが無いように余裕寸を維持して履いて下さい。
靴先による足指への圧迫が無くなれば、痛みも腫れも治まる筈です。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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