足と靴の川柳
当相談室でも遭遇する事がある「履かず嫌い」の場面。
長年に亘ってご自身の好みに基づいて靴を選んできた経験が、足に合う靴を初めから除外してしまう場合があるのです。
見た目のデザインや好みで靴を選択するのはご自身の意思に基づいていますが、足の状態をサポートする靴を提案されるとデザインや好みを考慮せずに無理やり押し付けられたような気持になってしまわれるようです。
「足に合う靴が無い」とか「靴を選ぶのが苦手」とか言われる方の多くが、「履かず嫌い」の傾向があるのではないかと思います。
靴には機能美というもう一つのデザイン基準があるのですが、機能が分からなければ、そのデザインの意味が伝わらずに見た目のデザインに引き寄せられてしまいます。
靴の機能美は履いて歩いてこそ伝わるものだと思います。
でも、一度その機能美が分かれば、それが見た目のデザインにも影響して靴の選び方の基準が変わると思うのです。
「足に合う靴」を探していた筈なのに、結果としていつもの見た目の基準で同じような靴を選択してしまいがちです。
そのようなケースが何度も繰り返されると「足に合う靴が無い」とか「靴を選ぶのが苦手」という気持ちが醸成されてしまうのでしょう・・・。
やはり、「足と靴の関係」を「足を知る」ことによって理解して頂く事が重要なポイントなのだと思います。
そして、靴を履き比べて歩いて機能の違いを体験する事が靴への理解を深める第一歩となります。
「最初は見た目が気に入らなかったけど、履いて歩くうちにだんだん良さが分かってきました。」と経験に基づいた機能への理解が靴の選択肢の幅を大きく広げる事に繋がっていくのだと思います。
ですから、足に合わない靴に悩んでおられる方は「履かず嫌い」をぜひ見直して頂きたいと思うのです。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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