安全靴で外反母趾や内反小指になる?
杭が強固な地盤の支持層に到達していないまま完成させてしまった横浜のマンション。
傾いた建物が様々な波紋を広げています。
「足は人間の土台骨」「足は全身を支配する」などの基本から始まる「整形靴技術」を生業とする身として、足の筋力が低下して立位が不安定になり、様々な全身のトラブルに及んだ事例に数多く関わってきました。
まさに、脆弱な土台が建物の歪みや亀裂に波及するように、脆弱になった足の機能が外反母趾や足裏の痛みや足首や膝や股関節にまでトラブルを波及させてしまう場合があるのです。
運動不足や靴や靴の履き方、歩き方などの生活習慣が足の機能に影響してロコモーティブシンドロームに至る例は、決して高齢者だけの問題ではありません。
アルバイトで立ち仕事をするようになった学生や主婦が、足底腱膜炎の痛みや足裏の指の付け根の痛みや膝の痛みに悩んだりする例が多くなっているからです。
軽くて柔らかくて脱いだり履いたりが楽な靴が足に優しい靴だという風潮は、そろそろ見直すべきだと思います。
体重の負荷が掛かる足元を安定させるには、それなりの堅牢さが要求されるはずなのに、足にトラブルを抱えた人ほど軽くて柔らかい靴を選んで歩いたのでは、傾いたマンションと同じように上体にトラブルを波及させてしまう原因にもなりかねません。
靴は足を支える強固な地盤でなくてはなりません。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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