ゆく年、くる年
「第1集 第一次世界大戦 百年の悲劇はここから始まった」
昨日のNHKの放送を見て大きな感銘を受けました。
実に見ごたえのある番組でしたね。
こうやって改めて近代の歴史を実際の映像で振り返り、触れられるというのは有意義な体験でした。
さすがに、「人間は進歩しているのだろうか?」と不安になってきました。
「歴史は繰り返す」という言葉が重く響いてきます。
世界経済の混迷や各国の財政の不均衡や解決の糸口が見えない民族、宗教問題等々・・・。
今、新しい形の「覇権」や「ブロック経済化」や「金融の混乱」と「国家的債務の問題」など、争いの不安要因がヒタヒタと露わになっている気がしてなりません・・・。
第一次大戦時に愛国心で高揚した若者達が戦場に駆り出され、実際の戦場でどんな現実を体験したのか?
謀略と覇権と国家間の債務が渦巻く中で、権力者や債権者がどんな思惑を持って世界を再編したのかがストレートに伝わる内容でした。
金融や経済や生産の仕組みではグローバル化せざるを得ない世界の中で、唯一グローバル化しないのが人間自身であるという矛盾を抱えて、これからの世界はどんな歴史を刻むのでしょうか?
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