「歩きなさい」と「歩かないように」 どっちが良いの?

小黒健二

小黒健二

テーマ:足と靴

内科の先生には「運動不足だから歩きなさい」と言われ、整形外科の先生には「痛いなら歩かないように」と言われて混乱しているというご婦人が「足のカウンセリング」を受けにご来店されました。

見方や条件によって、合理的な指摘に思えるかもしれない二つのアドバイスですが、それでは実際の問題解決にはなりません。
血糖値が高い、肥満気味で内科的な病気の恐れがあるなどの予防の手段として、運動不足の解消のためのウォーキングは大事です。
一方、ウォーキングをする事により足や膝の痛みが伴うと「痛いなら歩かないように」と言われてしまうのかもしれません・・・。

このご婦人に限らず「運動不足解消のために歩きたい」という思いと「歩くと足や膝が痛いから歩けない」という矛盾に悩まされている方が意外と多いのではないでしょうか?

「足のカウンセリング」の結果、このご婦人は両足首が体の外側に倒れ易く、そのために左右の足の小指が内反小趾になって小指の付け根が痛くなるようです。
また、O脚のために膝の内側に荷重が掛かり過ぎて、膝の痛みに悩んでいました。

「足のカウンセリング」の結果に基づき、簡単な調整をしたテストシューズを履いて歩いて頂きました。
「あら、足も膝も痛くない・・・。わあ、スイスイ歩ける!」とご婦人。
「これなら痛くなく歩けるから運動不足の解消にもなるわね・・・。」と嬉しそうに言って頂きました。

30分後、出来上がったばかりの健康靴を履いて、ご婦人はお帰りになりました。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
Twitter https://twitter.com/RobinFootOguro

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

小黒健二
専門家

小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

小黒健二プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

足の健康を守る“足と靴のアドバイザー”

小黒健二プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼