インソール製作のご依頼に関する注意点

2014年9月22日

テーマ：足と靴

コラムカテゴリ：くらし

コラムキーワード：インソール

どういう訳だかインソールさえ製作すれば手持ちの靴が履き良くなるという誤解が蔓延しているようです。

インソールは足の骨格を支えて関節や筋肉への過度な負担をサポートしますが、そのインソールと足を支える役目を担うのが靴です。
また、靴によっては足指の動きを妨げたり、荷重の負担から関節を安定して支えられないものがあります。

結論から申し上げれば、インソールさえ作ればどんな靴でも履き良くなるわけではないのです。
足の機能を妨げない靴かどうか、足骨格や関節が安定するだけの負荷に耐えられる構造の靴であるかどうかなど、足とインソールの機能を妨げない靴である事が重要なポイントになるのです。

ですから、当相談室ではインソールの製作の際には必ずご使用される手持ちの靴をご持参頂いています。
適性を満たさない靴である場合には、インソールの製作をお断りせざるを得ない場合もあります。

足の健康維持のためにインソールをお作りになるのですから、お手持ちの靴がその妨げになるようでは本末転倒です。
インソールが無駄になってしまいます。
そのような事態を避けるため、事前の靴のチェックは欠かせません。

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