足と靴の川柳
皮膚科やフットケア等で足の角質を定期的に取り除いていらっしゃる方の中に、「ハイアーチ」という足のトラブルが原因の方がいます。
「ハイアーチ」とは、足の縦アーチが縮んだままで伸びにくくなる状態で、扁平足の真逆とされ、「土踏まず」が高く、甲高の足として知られています。
「土踏まず」は地面からの衝撃を板バネのように伸び縮みを繰り返すことで緩和する仕組みですが、伸びっぱなしの状態を扁平足、縮みっぱなしの状態を「ハイアーチ」と定義しているのです。
さて、今回ご相談に来られたご婦人の場合、足のサイズが25.5cmでしたので、靴のサイズの取扱いが限られているため、恐らく小さめの靴を履かざるを得ない状況だったのかもしれません。
そのため、足を縮めて靴を履く癖が身についてしまったのでしょう。
足を縮める動作とは、すなわち土踏まずを縮めることなのです。
この動作が長く続いた結果、足の縦アーチが縮みっぱなしになってしまったのかもしれません。
足の縦アーチが縮んだままだと、もともと接地している足の前足部とカカトに受ける衝撃が縦アーチの板バネ効果によって吸収できないので、特定の場所に強い衝撃が残ったままになり、その特定の場所の皮膚が防衛反応によって角質化するのです。
早速、健康靴に縦アーチサポートと前足部の衝撃を緩和するためのメタターザルバー等を組み込んだテストシューズを組み立てて履いて歩いて頂きました。
「ああ、足の指が伸び伸びして楽になった・・・。快適に歩けます。」とご婦人。
30分後、出来上がったばかりの健康靴に履き替えて、ご婦人はお帰りになりました。
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