足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
冬の時期によく見られるのが、靴下の重ね履きによる足のトラブルです。
具体例を挙げてみます。
サイドファスナー付の市販のウォーキングシューズを履いていたご婦人。寒さを凌ぐために靴下の重ね履きをしたら、靴がきつくなってしまったので、ファスナーを開けたまま履いて歩いているうちに外反母趾が悪化。さらに親指が巻き爪になってしまいました。
この場合の問題点はどこにあるのでしょうか?
まず、靴のサイズや履き方の問題です。
靴下を重ね履きすればするほど、足の長さや幅に影響します。これは、冬の方が満員電車が窮屈になるのと同じです。
ところが、電車と違ってこのご婦人の靴は紐靴ですから、紐の締め方である程度、靴の容積の調整が出来るなずなのに、この方の場合はそれをせず、ファスナーを開けっ放しにしてしまいました。
そもそも、この方の場合は靴のサイズが小さめでしたが、ご本人は丁度よいサイズだと思い込んでいました。
そこに靴下の重ね履きというサイズに関わる条件と、紐を調整することなく、ファスナーを開けっ放しにして履き続けた結果、靴のつま先に足がのめってしまうことで、つま先にプレッシャーが掛かり続けたのです。
親指や親指の爪に圧力が加わったことで、外反母趾の悪化と巻き爪という障害を起こしてしまったと考えられます。
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