足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
「お宅で作ってもらったインソールが足に合わないんだけど・・・。」と男性からお電話がありました。
「そうですか・・・。では原因をお調べして対処させていただきますので、またご来店頂けますか?」と私。
お名前とご来店の予約を頂いて、「足のカウンセリング」時に採った足のデータを用意してお待ちしていました。
「どうも足の調子が良くないんで、作ってもらったインソールが合わなくなったのかな? と思ってね。」と男性。
「そうでしたか・・・。で、お作りした健康靴は履いていらっしゃらないようですが?」と私。
「いや、あの靴じゃなくて、インソールが合わないみたいなのよ。」と男性。
「?????。」
「この靴の中に入れているから・・・。今、脱ぐからね・・・。」と男性。
「あれ?、その靴に健康靴のインソールを入れて使っているんですか?」と私。
「そうだよ・・・。だって革靴じゃ勿体無くて履けない時だってあるでしょ?」と男性。
「そういうことでしたか・・・。」やっと事態が呑み込めた私。
男性の履いている靴は面マジック式のジョギングタイプのスニーカーでした。
しかも、こう言っては何ですが、いわゆる作業履きという部類のもので、恐らく2千円以内で購入できる量産品です。
その靴の中に無理矢理に健康靴の厚みのあるインソールを入れて履いていたのです。
「このスニーカーには健康靴のインソールは合わないですよ・・・。靴の形状も靴底も違いすぎます。」と私。
「ええ? じゃあ、靴のせいだっていうの・・・?」と男性。
「残念ながら、そういうことだと思います。」と私。
そこで、男性の健康靴のインソールを当相談室の在庫にある元々の健康靴に入れて履いていただきました。
「どうですか? 入れる靴によってだいぶ違いを感じるでしょ? もとの健康靴に戻すとしっかりと足を支えてくれるでしょ?」と私。
「そりゃ、この靴だと楽だけど・・・。てことは、このインソールはこの靴にしか使えないってこと?」と男性。
「もともとが健康靴のインソールですので、この靴とインソールで健康靴として完成しているんです。ですから相性が一番いいんですよ。」と私。
「そういうことかあ・・・。」と男性。
「じゃあ、こういう靴を履く時はどうしたらいいの?」と男性。
「オーダーインソールといって、スポーツシューズやワークシューズごとに考慮したインソールを作ることになるんです。」と私。
「じゃあ、それを作ってよ。」と男性。
「ごめんなさい。この靴ではオーダーインソールを作っても効果が期待できませんので、もうちょっと靴底のしっかりしたインソールが取り外せるタイプの靴にしていただかないと・・・。」と私。
「意外と面倒くさいんだね・・・。」と男性。
結局、当相談室で扱っている唯一のジョギングタイプの靴でオーダーインソールを作ることになりました。
第6回 足と靴の無料相談会 http://mbp-japan.com/kanagawa/robinfoot/seminar/
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/