足の痛みと履きたいデザインの狭間に揺れる女性の気持ち・・・
ファッションに精通している方が「お洒落は足元から」と言うのをよく耳にします。
せっかく服や髪型をお洒落にしても、足元の靴がいい加減では全てが台無しという意味のようです。
また、老舗の旅館や料亭では「靴を見て客筋を判断する」と聞いたことがあります。
いい加減な靴を履いていると、いくらパット見が良くてもその場の体裁を整えただけで、本当に普段から余裕のある人ではないという判断をするようです。
私は「健康は足元から」という意味で靴を眺めてしまいます。
素敵な洋服やバッグや靴で身を包んでいたとしても、ヒョコヒョコと体が揺れて歩いているような方に出会うと、「健康は足元からですよ」と言いたくなってしまうのです。
靴は、それを履いている人の健康に対する意識を測るバロメーターになるのです。
「老化は足から」と言われているように、足の老化は全身の老化の始まりです。
健康に気を配っているかどうかは、その人が履いている靴を見れば、おおよその判断が出来きてしまいます。
ですから、「お洒落は足元から」ならぬ「健康は足元から」なのです。
「老化は足から」と言っている方の中にも、いい加減な靴を履いていたり、いい加減な靴の履き方をされている方をお見かけします。
「老化は足から」だからこそ「健康は足元から」と捉えて、歩くための道具でもある靴や靴の履き方、歩き方にも拘っていただきたいと思うのです。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/