コラム
足底筋膜炎で悩む男性
2011年11月14日 公開 / 2014年7月17日更新
数年前に左足の足底筋膜炎を発症して病院で足底板(靴に入れて使うインソール)を作ったことがあるという男性が来店されました。
「ちょっと前に、今度は右足のカカトが痛くなってきたので、また同じ病院で足底板を作ってもらったのです。でも、なかなか痛みが取れなくて困っていたんですが、近所の知り合いの方からお宅の事を教えてもらったので、膳は急げとお伺いしたのですが・・・。」と男性。
「そうでしたか・・・。では、足のカウンセリングを始めさせていただきますね。」と私。
この男性の足を調べると足首が内側に歪む踵骨外反が強く、骨盤の歪みがありました。左足の痛みを庇っているうちに今度は右足を傷めてしまったようです。
「私は1日に2万5千歩位歩く仕事なので、歩けなくなるととても困るんです。何とかなるでしょうか?」と不安顔の男性。
「お仕事の時には靴は何を履かれているんですか?」とお尋ねすると、
「スニーカーですが・・・。」と男性。
「できればトレッキングシューズのようなしっかりした靴底の靴に替えた方が良いですよ。」と私。
「でも、足が痛いので、なるべく柔らかくてクッションのあるスニーカーにしたんですけど・・・。」と男性。
「足が痛い原因は足の骨格の歪みなので、しっかりと骨格を支え直すのが根本的な対処法なんです。もちろん炎症を起こしている箇所はクッション材で負荷を低減しなければなりませんが、骨格の歪みをサポートしなければ元も子もないですから・・・。」と私。
いよいよテストシューズを履いていただくステップになりました。
健康靴のフットベッドに足のサポートを簡単に組み込んだお試し履き用の靴、それがテストシューズです。
「さあ、ちょっと試しに歩いていただけますか?」と私。
恐る恐る歩き出す男性。
「どうですか? 最初は違和感が強いかと思いますが、だんだん慣れてきますよ。」と私。
「あれ?、痛くない・・・。ええっ?、痛くないですねえ・・・。」と男性。
「足首が安定したでしょ? 思ったより靴が軽く感じるでしょ?」と私。
「そうですね。今までとは全然ちがいますね。なんだか足を意識せずに歩けます・・・。」と男性。
こうしてこの男性には健康靴を調整加工して提供させて頂くことになりました。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/
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