足と靴の川柳
1998年から健康靴やインソールをご提供させていただいているリウマチ患者さんの御婦人。
この度、足関節の固定術をうけられたそうで、退院されたその足でわざわざご来店されました。
「足首が腫れあがって痛くて耐え切れなくなったので、とうとう手術を受けたんですよ。」とご報告をいただきました。
「ところが、手術を受けた方の足の踵が痛くて困っているんです。」と御婦人。
「病院では何か対処してくれなかったんですか?」とお尋ねすると、
「インソールを作ってくれたのですが、それを使っても痛みがあるんです。」と御婦人。
足関節を固定すれば足首の腫れや痛みからは解放されますが、それは関節が動かなくなることの不便と引き換えになります。
以前に当相談室で作ったインソールは踵への負担が強いので、暫く使用しないで経過をみてから対処をすることにしました。。
「手術をお受けになったばかりで、足への負担が特に強く感じられる時期だとは思いますが、衝撃を吸収し、尚且つ足をしっかり支えることに重点を置いた方法を考えてみましょうか。」と私。
「何か良い方法がありますか?」と御婦人。
「ドイツ製の衝撃吸収に優れたインソールベースがありますので、そのインソールベースに調整加工をして、すでにお持ちの健康靴で使用してみると良いと思います。」と私。
早速、インソールの製作に取り掛かりりました。
30分後、出来上がったインソールを健康靴に装着して歩いてみていただきました。
「ああ、痛くない・・・。やっとまともに歩けるみたい・・・。」と御婦人。
「それは良かったです。また無理せず少しずつ歩いて、筋力を取り戻すようにして下さい。」と私。
「足と靴の相談室」ロビンフット長津田 http://www.robinfoot.co.jp/